独学で料理を学び、北海道で始めたお店が話題となった後、東京に進出した長谷川稔シェフ。自身の名前を冠した「長谷川稔」は、2018年広尾にオープンしてすぐに予約が難しいお店になりました。ここ、2、3年ほどは中華やフレンチ、串揚げなど、長谷川シェフプロデュースのお店が続々登場。そんな“長谷川ism”が詰まった各ジャンルのお店をご紹介します。

1. 独自の世界観の中で素材を生かす料理

長谷川 稔

広尾にある「長谷川 稔」は、1階の個室4名と2階のカウンター席4名という限られた空間の中、長谷川シェフの創り出す渾身の「おまかせコース」30,000円(税抜)(季節や食材により価格は変動)が提供されます。

写真:大谷次郎

1品目から最後までしっかりとしたポーションの「体積のある料理」が、このお店の特徴です。見た目は決して華やかではありませんが、口に入れた途端に果てしない広がりを感じさせる絶品料理の数々。その中から一品をご紹介します。

写真:大谷次郎

冷たい素揚げの土佐茄子とリコッタチーズ、卵黄を絡めたリゾットの上に、焼きたての鰻をのせた、食感と温度のコントラストが楽しめる一皿。鰻の専門店にもひけを取らないほどの徹底的な下処理を施しているという鰻は天然物で、パリッとふっくらした仕上がりです。

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