なんだか最近目にする機会が増えた気がする……そんな、“今まさにキテる”フードを紹介する不定期連載。今回は、気軽に行けるリゾート地として再ブレイク中の“熱海”の美味しいものをフィーチャーします。

【今これがキテる!】〜熱海の魚介グルメ編〜

都心から電車で1時間足らずで遊びに行ける日本屈指の温泉リゾート熱海。効能豊かな天然温泉、年10回以上も開催される花火大会など魅力は満載ですが「なんだか古臭い」と若者の熱海ばなれが進み、1991年をピークに宿泊数は減少の一途をたどっていました。

 

そこで地元旅館の経営者たちは妖精おじさん「あつお」をイメージキャラクターにそえたり、観光プロモーション「意外と熱海」を開始したり。マイナスイメージを逆手に取りながら若者のハートを見事にキャッチ。現在は宿泊者数がV字回復中なのです。

 

そんな熱海の魅力のひとつが、新鮮魚介。熱海ならではの海の幸を、気軽に食べられる名店をチェックしましょう!

まさかのワンコイン! 駅前の食堂で味わえるコスパ抜群のマグロ丼「まぐろや」

マグロといえば大間や三崎が有名ですが、意外にも水揚げ量では熱海のある静岡県が日本一。そんな名産地で、創業80年の歴史を誇る老舗水産会社が運営するのが「まぐろや」です。

 

出典:く〜みんさん

 

JR熱海駅から徒歩約2分とアクセス抜群。熱海に訪れてすぐのランチ、電車移動の待ち時間など、気軽に立ち寄れるのが嬉しいですよね。

 

出典:シオリパパさん

 

定食や丼などで味わえるのは、マグロを中心に地元で水揚げされた朝どれの新鮮魚介ばかり。定番メニューのマグロ丼(写真上)は、なんと500円(税込)というサービス価格です!

熱海名物しらす丼はレトロ商店街の洗練された古民家で楽しもう「キチプラス」

熱海は駿河湾産のしらすも名物。丼で豪快に食べたければ、熱海駅前から延びるレトロな雰囲気の仲見世通り商店街にある「キチプラス」がおすすめ。

 

出典:ゆほしさん

 

ゆでしらす丼、生しらす丼だけでなく、両方を同時に味わえる二色丼、そこに桜えびを追加した三色丼、さらにはピザトーストの具材にしらすを使用したものまで、バリエーション豊かに楽しめます。

 

出典:Saaa…さん

 

元は昭和の古民家ながら上質な空間にリノベーションされているので、デートなどで立ち寄るにもぴったりですよ。

ヤシの木が並ぶリゾートビーチで魚介グルメバーガーをガブリ「SelFish Diner」

熱海サンビーチのグルメスポットとして人気上昇中なのが「SelFish Diner」。2018年にオープンしたばかりですが、こちらのマグロバーガーは早くも熱海名物に仲間入りしています。

 

写真:お店から

 

オリジナルのバンズは熱海の人気ベーカリー「パン樹 久遠」と共同で開発。特製ダレに漬け込みソテーした具材のマグロは食感豊か。

 

出典:okamoooさん

 

紫キャベツ、わさび菜、たくあん、レンコンチップスなど個性派野菜たっぷりで栄養も満点。特製タルタルソースが全体の味わいを見事にまとめ上げています。

昭和のひなびた温泉街から華々しい脱却を果たし、令和の国際的観光地として発展を続ける熱海。豊かな海の幸を活かした絶品グルメで今後も盛り上がっていきそうです!

 

文:佐藤潮