GO! 福岡 今、世界の食いしん坊たちは「FUKUOKA」に熱視線
今や「住みたい都市」の世界ランキングで常に上位にランクインする都市、福岡。一度訪れると多くの人が虜になるこの街の魅力の一つに、もちろん“食”も挙げられる。しかも、トンコツラーメンやモツ鍋など誰もが知るジャンルだけにあらず。世界に誇れるハイクオリティな食がこの街にはひしめいているのだ。
福岡のレストランシーンの牽引役
その代表と言えば、「ラ・メゾン・ドゥ・ラ・ナチュール・ゴウ」だ。和洋の垣根を超えたクリエイティビティにあふれる料理が評価されて、2018年のアジアベストレストラン50で48位にランクイン。また、アジアナンバーワンレストラン「ガガン」とのコラボレーションも次々と成功させるなど、オーナーシェフの福山剛さんは、今や福岡の美食を牽引する存在である。
2002年に西中洲に創業以来、美食家を虜にしてきたイノベーティブな“フレンチレストラン”、「ラ・メゾン・ドゥ・ラ・ナチュール・ゴウ」。
繊細で手の込んだクリエイティブな料理が7皿ほど続くコース。アミューズのフォアグラの一皿を口にした時点で心奪われる。
魚介も肉類も、九州の地の素材をベースにしているのはもちろん、時に梅の実ひじき、八女茶、といった福岡ならではの和の素材を巧みに取り入れた料理の端々に、コンテンポラリーでありながらも、暖かな人柄がにじむ。カウンターで剛さんの笑顔に触れながらの食事はなんとも幸せだ。
そんな時間に魅了されたのは我々日本人だけではない。中国のフーディーに連れられたアジアを代表するシェフ、ガガン・アナンド氏も、剛さんの料理の虜になり、バンコクに戻るなり、ラブコール。そこから”Goh Gan”コラボが始まったのである。
2016年から年3回位ずつ、福岡、京都、札幌、バンコクなど、さまざまな場所でGohGanが開催され、好評を博している。破天荒なガガンと剛さんのやりとりを体感しながらの食事は、最高のエンターテインメントだ。
同時にさらに2021年には、Goh & Gagan2人のレストランを始動させることも決まり、そのための準備が進みつつある。今や日本のガストロノミー界を背負って立つスターである。ラスト600余日、2020年12月31日末までの「ラ・メゾン・ラ・ナチュール・ゴウ」をぜひ、体感してほしい。