最旬ヘルシーアドレス vol.1
産直野菜をコース仕立てで好きなだけ土曜限定ビスポークサラダを体感!
おもいっきり野菜が食べたい! 偏った食事や不摂生が続いたときはもちろん普段の生活においても、カラダが野菜を欲するとき、ありませんか。野菜は健康に良いとわかっていても調理の手間などから多くの種類をたくさん食べるのは意外と難しいもの。
そこで今回おすすめしたいのは、ヘルスコンシャスな女性を中心に支持される、Pirouette(ピルエット)の「ビスポーク サラダ」。
高い天井と大きな窓から差し込む自然光が気持ちいい、うららかな土曜のブランチにはもってこいのロケーション。
サラダブッフェと一言でまとめてしまうには惜しい、ほかにはないユニークで魅力的なポイントがたくさん詰まった、土曜限定のランチメニュー。読み終えたら次の土曜が待ち遠しくなること必至のその魅力を紐解いていきます。
新鮮で栄養満点の野菜を、最高においしい状態で、好きなだけ!
「ビスポーク サラダ」の、いちばんの魅力は野菜のおいしさ。もともと、世界の旬野菜のほか、国内では契約農家から産直で取り寄せるなど、並々ならぬ意気込みで野菜を選ぶことで知られているピルエット。
「食材そのものの味がしっかりしていると、手をかけすぎるのではなく、その持ち味をどう引き立てるべきかを、とことん考えます」と、小林直矢シェフが言うように、そのこだわり野菜を使って、“最もおいしい状態”に調理されたものがブッフェに並ぶ。
カラフルな色合いに思わず心躍りそう。
プロの手仕事が施された、人参とビーツ。
例えば、この日のメニュー。
人参はビネガーと一緒に真空パックに入れて茹でることで甘味を引き出した。ビーツは岩塩で包んでオーブンへ。直接加熱せずストレスなく火入れすることで、同じく旨みが凝縮されると同時にほどよい塩気がプラスされる。一方、ズッキーニはそのままがベストだが、さらに食感を楽しめるよう薄くスライスして出すなど、おいしいアイデアがたくさん。
野菜の持ち味を最大値にもっていく、小林シェフのセンスにただただ感激してしまう。
気になる野菜があったらスタッフに質問をして、味わいや調理方法を聞きながら選ぶのもまた一考。
ピックアップした野菜は、シェフたちがドレッシングと絡めて、お皿にきれいに盛り付けてくれる。ドレッシングももちろん手作り。この日のラインナップは、甘い系のフランボワーズビネガーと、酸っぱい系の黒バルサミコドレッシング。
ツウは、まず、オリーブオイルとレモンと岩塩で味わい、2巡目、3巡目でドレッシングを楽しむのだとか。料理でもふんだんに使われる小林シェフの太鼓判オリーブオイル、タスマニア産のCobram Estate(コブラム エステート)と、瀬戸内産の無農薬レモンとくれば、確かに、試さない理由が見つかりません!
さらに、
その場でスライスされる生ハムと、これまたその場ですりおろされるパルメザンチーズを、“好きなだけ”トッピングOKという大盤振る舞い。
ヘルシーでボリューミーなメインディッシュにも注目!
「ビスポーク サラダ」はコース仕立て。野菜のブッフェのほか、フレッシュ野菜ジュース、メインディッシュ、デザート、コーヒーまたは紅茶かハーブティーがセットに。これで、4500円(税別)という驚きのプライスも見逃せないポイント。
まるでお肉のようにジューシーな長谷川農園のマッシュルームを異なる3つの方法で調理。食感・香り・味の違いが奏でる“マッシュ三重奏”を堪能して。「ジャンボマッシュルームのグラタン」
本日の鮮魚料理より、この日は肉厚サーモンのソテー。
熟成が進んだおいしいお肉を使った「和牛ハンバーグ」にも大ぶりの野菜が添えられ、ソースも野菜のピューレがベース。
深いのに軽やかな甘さがくせになる、感性を刺激するデザートでフィニッシュ!
ピルエットが考えるデザート(アシェットデセール)とは、言わば「最後の料理」。それまでの料理の物語のエピローグとして、心地よい余韻を残せるよう意識しているのだとか。なるほど、武井祐太シェフパティシエがてがけるこちらの3皿も、フレンチらしい濃厚なラインナップながら、野菜を使ったり、6月という季節柄“のどごし”を意識したなめらか仕立てだったり、控えめながらもきちんと攻めている。
鮮やかな赤色のリュバーブに、同じく赤の苺の酸味をアクセントに。「長野県富士見町の赤いリュバーブとイチゴ ジャスミン」
フランス産のチョコレートの濃厚さを、マスカルポーネのアイスクリームが爽やかに中和。「なめらかな舌触りのクレームショコラ」
パリのサン・シャルルにあるフロマージュリー発の注目バター、ベイユヴェールを惜しみなく使ったパイ生地は必食。「ベイユヴェールのパイ生地とフランボワーズ」
土曜限定、ボトルワインが半額に!
オープニングから続いている、土曜のお楽しみ。なんと、通常提供価格8,000円以上のボトルワインがすべて半額になるスペシャル企画はランチでも利用可能。約250種のラインナップには、オーガニックよりのラインナップも。居心地のいい空間でおいしい料理と一緒に楽しんで。
この日選んだのは、化学肥料は極力使わず収穫も手作業で行う堅実なワイン造りで知られる、Saint-Romain(サン・ロマン)2015。
食後は、おいしい!を買って帰ろう
ビストロ×カフェ×エピスリーが一堂に揃うのがピルエットのユニークなところ。ブッフェで食べた野菜や調味料などは、併設のエピスリーで購入可能。ほかでは手に入らないセレクトは必見。ギフトにもおすすめ。
小林シェフの審美眼により、国内外から取り寄せた野菜。
ベイユヴェールのバターも4種が揃う。店頭で買えるのは、日本ではここだけ!
明るく開放的なビストロエリアでゆっくり食事を楽しんで。
土曜の昼下がり、野菜をおいしくチャージしにでかけてみては。
Bespoke Salad/ビスポーク サラダ
提供時間:11:30〜14:30(L.O.)
フレッシュ野菜ジュース+サラダ(お好きなだけ)+メイン(3種から)+デザート(3種から)+コーヒーまたはお茶 / 4,500円
取材・文:吉村セイラ
撮影:小野広幸