【カレーおじさん \(^o^)/の今週のカレーとスパイス#247】「ナマステラージャヤ」
僕が名古屋で一番好きだったお店が名前を変えて東京へ移転しました! 2025年11月13日に渋谷区富ヶ谷でオープンした「ナマステラージャヤ」です。

元々は名古屋市名東区で「カリーカグラ」としてスタート。その後、錦に移転し「スパイスカグラ」として営業していた際に、以前本連載でもご紹介したお店です。
その後さらに名古屋駅近くへ移転したもののコロナ禍があり、料理教室メインのスタイルに変え、名古屋エリアでスパイス料理の後進の育成もしていたシェフ。以前「いつか東京に店出したいんですよ」と語っていた通り、満を持して今回の東京進出となりました。

場所が少しわかりにくいですが、奥渋から代々木公園駅方面へ向けて続く通り沿い、新しいビルの4Fにあります。

しばらくは「タンドリーコース」8,800円のみ。夜営業の不定休なのでInstagramからお問い合わせくださいとのこと。何を食べてもおいしいのは間違いない名シェフですから、コースを堪能することにしました。
今回のお店はタンドール料理をメインにさまざまなスパイス料理でナチュラルワインを楽しんでほしいというコンセプトだそうで、ワインに詳しくない僕はワインもシェフのお任せでお願いしました。

まずはアミューズに合わせて「FREAKY ロゼ グラス」1,400円。無濾過でクセがありますが、それがインド料理と合うとのこと。

カジューマサラ(カシューナッツのスパイス和え)、パニプリライタ(パニプリと呼ばれるインドスナックにヨーグルトのサラダを入れたもの)、アルマサラ仕立てのスパイスポテサラの3品盛り合わせはそれぞれお酒が進むテイスト。ワイン単体で飲むよりも確かに料理に合わせた方がおいしく感じる絶妙なペアリングでした。

続いてスパイス八寸。写真左下から時計回りに、生牡蠣マサラ、きのこのスパイスクリーム煮、マスタード数の子、牡蠣のコンフィアチャール、ちりめん山椒、真ん中にムール貝のトムヤムという、すべてスパイスを使った料理。どれも絶品でベクトルが違うテイストなのでさらにお酒が進みます。

ワイン以外に何かあるか聞いてみると「タイハーブのタンカレー」800円がおすすめとのことで炭酸割りで。バイマックルーとレモングラスの香りがしっかりと出たタンカレー。爽やかで軽やかです。続いて出てきたのは漢方薬膳スープ。アミガサタケ、サナギタケ、玉竹、杏仁、棗、五指毛桃を使用した滋味深いスープ。高級中華のお店で出てくるような素晴らしい味です。

メインはタンドリービーフ。何と松坂牛を使用。噛めば噛むほどにおいしさが口内に広がり、自然と笑顔になってしまう料理で多幸感を覚えました。

〆のカレーはその松坂牛のスジなどを使ったビーフカレー。カレー自体のレシピはカリーカグラの頃のものを元にしているとのことで、古参ファンの僕としては感涙もののおいしさ。思わずおかわりしてしまったほどです。
料理の内容は時期によって変わるそうですが、8,800円でもむしろ安いと思えるクオリティ。中華やタイ料理の知識もあるシェフなので、今後のメニュー展開も楽しみです。

テラス席もあり「ゆくゆくは外でタンドリーBBQコースをやったり、ランチにはカレーも出したいんですが、ワンオペなのでまずは夜のコースを丁寧に作って、人を雇えるように整えたいですね」とシェフ。どれもこれも素敵な未来。カレー好き、ワイン好きはもちろん、すべてのグルメにおすすめの、2025年大注目の新店舗です。ちなみにナマステラージャヤのラージャヤとは王国という意味だそうです。ナマステはあいさつの言葉であると同時にシェフの通称でもあります。最高においしい王国へ、皆さんも是非!
※価格はすべて税込


