〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

bonbons créatifs(東京・緑が丘)

外観 写真:お店から

2024年7月、緑が丘駅から徒歩2分ほどの場所に、代々木で人気を得ていたケーキと焼き菓子とパンの店「bonbons créatif」が、移転オープンしました。

店主の中川 千波さんは、2歳で包丁を持つほど、幼いころからずっと料理が大好き。製菓学校を卒業後、結婚式場で修業を積み、22歳で会社を立ち上げました。料理教室の講師や、受注販売、通信販売を手掛け、2023年に代々木に「bonbons créatif」をオープン。専門学校で製菓製パンを学んだことでお菓子の奥深さと同時に楽しさを知り、誰かに贈れば喜んでもらえて、幸せになれる素敵さに、もっとたくさんの人にお菓子を贈りたいと思うようになったそう。

「お店を持つことは決して楽ではありませんが、色々な方の協力がありここまで来られました。ずっとこのお店を夫婦2人で守っていきたいと思っております」と中川さん。

ケーキは日替わり 写真:お店から

店名の「ボンボンケアティフ」は、フランス語で、ボンボン=お菓子、ケアティフ=創作、という意味。どんなに良い商品ができても、決してゴールを決めず、お客様が求めるようなお菓子、お客様が幸せになれる食べ物を常に創作し続ける、という思いが込められています。日頃疲れた時に「また明日から頑張ろう」と背中を押してくれるような幸せな一口を、ずっと作り続けていくそうです。

スイカのショートケーキ 写真:お店から

代々木の店舗の建物が取り壊しとなり物件を探していたところ、緑が丘で出会いが。近隣にケーキ屋さんがなく静かな町で、気軽に来られるカフェ、ケーキ屋さんになればと思い、夫婦でお店を出すことを決意したそう。

居心地の良い店内と店主・中川 千波さん 写真:お店から

新店舗はフランスの田舎町にあるようなケーキ屋さんをイメージ。パッと見で入りたくなるような内装や外観もそうですが、日頃の疲れがとれるような癒やしの空間になるよう、やさしいBGMやアットホームな対応を心がけています。ドライフラワーやアンティーク風の額縁などが飾られた居心地の良い店内には、2人がけのテーブル席2席、カウンター5席があり、テラス席もあります。

桃と狭山茶のブリュレショートケーキ 写真:お店から

商品は常連さんも飽きないよう、創作スイーツのラインアップが毎日変わります。初めての方におすすめなのは「ショートケーキ」(750〜900円)で、価格帯はフルーツの価格により変動します。7月は彩の国優良ブランド認定品の狭山茶を使用した「桃と狭山茶のブリュレショートケーキ」を提供。狭山茶の緑が映えるスポンジに、今が旬の甘い桃と生クリームをサンドし、表面をブリュレした新感覚のショートケーキです。

桃とアールグレイチーズクリームのタルト 写真:お店から

この時期だけのスペシャルな「桃とアールグレイチーズクリームのタルト」も見逃せない一品。「枝豆バスク」はゴルゴンゾーラのクリームがアクセントになっていて、やみつきになるおいしさです。ショートケーキやタルト、バスクチーズケーキをメインに、その日に仕入れたフルーツやパティシエの気分でメニューが変わるので、気になる方はお店のInstagramをチェックしてみてください。

ブランチ(自家製ドレッシングのサラダ・ジャーマンポテトのキッシュ・目玉焼きを挟んだ食べるラー油とコーンのカヌレ) 写真:お店から

土曜日と日曜日は10~12時にブランチを提供。限定10食の「ブランチセット」(2,000円)は、ある日は「目玉焼きを挟んだ食べるラー油とコーンのカヌレ」、ある日は「生ハムとほうじ茶ゴルゴンのクリームパスタ」など、同店ならではのオリジナリティあふれる料理が楽しめます。内容は日によって変わるので、訪れるたびに新しい驚きに出会えますよ。

コーンと生ハムの醤油カヌレ 写真:お店から

パンは、さまざまなカンパーニュやバゲットが並び、スコーンやマドレーヌなどの焼き菓子も充実。ワインにも合う「コーンと生ハムの醤油カヌレ」など、他にはない逸品もあり、どれを購入するか迷ってしまいそう。

見た目もかわいらしくやさしい味わいのスイーツや焼き菓子は、自分へのご褒美や、大切な人への手土産にも最適です。中川さんのセンスが光る個性的なパンやケーキが充実する魅力的なカフェ。元気になれるスイーツを探しに、足を運んでみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

零108
ココナッツバニラバスク パイナップルソース/赤味噌と枝豆のバスク   出典:零108さん

『・ココナッツバニラバスク パイナップルソース
パイナップルソースがとにかく濃くてフレッシュでした!口どけがいいバスクチーズケーキにはナッツも入っていてアクセントに

・赤味噌と枝豆のバスク
え!?!?って思った組み合わせ味噌とチーズケーキって合うのかな、、と思ったけど、意外にチーズのまろやかさと調和するんです!!
お食事しているような感覚』(零108さん)

※価格は税込。

文:佐藤明日香