〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
CAINOYA(京都・御室仁和寺)
2023年11月28日、京都、世界遺産に登録されている仁和寺近くの住宅街に「CAINOYA(カイノヤ)」がオープンしました。四条河原町から移転し、一軒家レストランとしてさらに進化した独自の世界観を体験できます。
「CAINOYA」の歴史は、塩澤 隆由(たかよし)シェフが鹿児島にオープンした「cainoya dal 1931」にさかのぼります。塩澤シェフのセンスあふれる独創的なイタリア料理に注目が集まり、全国から飛行機に乗ってでも訪れたい店として、一躍その名を高めます。
その後、鹿児島の店を閉め、京都・四条河原町にあるホテル併合の施設「GOOD NATURE STATION(グッドネイチャーステーション)」に「CAINOYA」をオープン。「NOT THE SAME」をコンセプトに掲げ、他者が追随できない、塩澤シェフならではのジャンルを超えたイノベーティブな日本料理を提供。多くのグルマンたちをとりこにし、ミシュランの一つ星を獲得します。
常に進化し続ける塩澤シェフが次なる一手として選んだのが、御室地区の一軒家レストラン。「『CAINOYA』の最終形態として、再度、完全なオーナーシェフとして世界発信していきたい」と移転オープンした思いを塩澤シェフは語ります。
店舗はJR花園駅からは10分ほど、京福電鉄(嵐電)・御室仁和寺駅からは徒歩3分ほどの閑静な住宅街の中にあります。現代の日本を表現したという一軒家は、黒い板塀に囲まれた端正な佇まいがモダンな印象です。
店内は1階がカウンター7席、当面は使用しないという2階サロンという構成になっています。カウンター席は、フルオープンキッチンの向こうが大きなガラス張りになっており、キッチンの躍動感を感じつつ、まるで一幅の絵のような庭の景色を楽しめます。四季折々の庭の風景を眺めながら、上質な食材と塩澤シェフの卓越した技術からなる美食を堪能すれば、きっと忘れられないひとときになりそうです。
おすすめメニューはCAINOYAのSUSHIコース。コースには「CAINOYA」を訪れたら味わいたい「Future of SUSHI」が含まれています。
「CAINOYA」では、減圧加熱調理器「ガストロバック」を駆使した、これまでの概念を変える新しいスタイルの寿司を提供。タベアルキストのマッキー牧元氏が「スシの進化系ではなく、スシに自由を与えた」と評した逸品で、「CAINOYA」の世界観が凝縮されています。
新店舗のコンセプトは「CROSS OVER」。食だけでなく、さまざまなカルチャーとクロスオーバーし、新しい価値観を創造していくレストランを目指す、と塩澤シェフは言います。その料理を食べるためだけに京都を訪れる。それだけの価値があるレストランとして、日本のみならず世界中のグルマンたちを魅了する一軒になりそうです。
食べログレビュアーのコメント
『甘鯛、赤大根~始まり、安納芋と菊芋のコンフィ、白トリュフ入り、玉葱のパイ包み焼き、パルミジャーノレッジャーノと酒粕のソース、河豚の白子、豚、オレンジ白菜の白味噌仕立て、鰤と四色大根、クリスタルサラダ、亀岡牛のステーキ、焼鳥、お鮨は、河豚、海老、小鰭と鯖のミックス?、中トロ、セコガニにお米の形をしたパスタ、洋梨とピスタチオのジェラート、最中とコーヒーと言う構成でした。感想は、全てがほぼ、完璧な仕上がりでとても美味しく頂けました。一品毎のアルコールペアリングも完璧でペアリングされるお酒もかなり高価なお酒を惜しみ無く出して頂けます!』(ベル山さんさん)
『おまかせコース ¥27500~(税込)
季節のお料理、アイアンステーキなCAINOYAの現在(いま)を網羅したコースになります。
○京都の亀岡牛のトモサンカク
マッシュポテト
丁寧に調理を施されており、お肉の美しい色合いが芸術的です。
○ガストロバックSUSHI
•河豚
•タカエビと車海老
アマトリチャーナソース/スパイス/レタス/アボガド/唐墨
•鹿児島の鯖と天草の小肌
ビネガーソース/タルタルソース/タスマニアの山葵ソース
•マグロの中トロ
中には赤身/赤ワインとスパイス
ひとつひとつのにぎりの構成のこだわりが大変素晴らしく、そしてワインとの組み合わせると最高です』(phili204さん)