どれも主役級! 前菜、締めもハイレベルな味がズラリ
締めなのに箸が止まらない「木村のとろたくキンパ」
SNSでの投稿も多い締めの逸品が「木村のとろたくキンパ」2,780円。
肩ロースの希少部位・ザブトンやモモの一部であるトモサンカクなど、サシの多い部位を叩いてネギトロ状に。塩気が主張しすぎない宮崎県産の沢庵とともに巻いたキンパは、肉の脂のとろけるようなうまみと、沢庵の食感と程よい塩気のバランスが絶妙。甘みとコクのある九州醤油をつけていただくと、さらにまろやかで後引く味わいに。
小関さん
トロに見立てた2種類の霜降りの部位を細かくカットして、沢庵も加えて巻き寿司のトロタクに。わさびをのせ、九州の甘みのある醤油につけていただきます。締めの逸品のはずですが、これがやめられない、止まらない、締まらない、食べ続けたい逸品。焼肉屋さんの巻き寿司で一番好きかもです。
ほろほろのとろける味わい「蒸しテール」
小関さん
オーダーすると、もりもりのネギに隠れて登場します。和牛テールを6時間、香味野菜と一緒に煮込んで蒸しあげたテールは、箸でほろりと崩れるほど軟らかい……。
「蒸しテール」1,980円は、今回厳選した宮城県の牛テールを使用。味が濃くうまみの塊といえる部位のテールを、じっくり煮込んでから蒸しあげ、たっぷりのネギとうまみが溶け出したスープとともに提供される。
小関さん
塩で食べるもよし、また、特製ヤンニョムをつけて食べるもよし。テール肉にうまみがギュギュッと詰まっており、口の中でとろける食感がたまりません。ボリュームもあり、仲間内でスターターとしてオーダー。お酒が進む逸品でもあり、未知なる感動があります。
ぶつ切りユッケで肉感たっぷり!「ブルスケッタ」
「ブルスケッタ」は、炙りユッケを、ガーリックバターを塗ったバゲットにのせていただく前菜メニュー。ユッケはモモやロースなどの赤身肉を焼肉のタレとニンニクで味付けし、ネギのみじん切りもミックス。肉の味わいをしっかり感じられるよう8ミリ角のぶつ切りにしている。
口に入れるとバゲットの香ばしさと肉の甘みが広がり、さらにバゲットの熱でひんやりしたユッケがとろけていくような感覚も。肉の甘みの余韻をたっぷり楽しめるのは、ぶつ切りならではの贅沢感。ワインなどお酒が進む味わいだ。
小関さん
前菜としてオーダーしたい品で、ユッケ肉がぶつ切りなのがいい! ガーリックバターを塗ったバゲットを程よく焼き、卵黄とぶつ切りユッケとタレを混ぜてオン・ザ・バゲット。混ぜた牛肉ユッケとバゲットのコントラストを目で確認しつつ、あとは口内調理で楽しむべし。ユッケが残るようでしたら、フライング気味にライスをオーダーし、オン・ザ・ライス。甘めのタレ牛肉ユッケと米を体が欲するはずです。
浅草で一、二を争う上質な肉と、隠れ家風の落ち着いた雰囲気が魅力の「焼肉木村」。焼肉好きはもちろんのこと、従来の大衆焼肉に足を運んでいなかった人も、まずは一度訪れてみてほしい。これまでに経験したことがない、ワンランク上の肉の味わいに出会える。メニュー選びに迷ってしまいそうな場合は、コースでの提供も可能なので気軽にご相談を。
今後は、新たなおいしい部位の肉、デザートメニューの充実も考えているそうなので、さらなる進化も楽しみだ。
※価格はすべて税込