〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
BENOIT NIHANT GINZA(東京・銀座)
2023年9月16日、銀座にチョコレートファンの心をざわめかせるショップが誕生しました。それが「BENOIT NIHANT GINZA(ブノワ・ニアン 銀座)」。世界的に有名なベルギーのカカオ職人、ブノワ・ニアン氏のチョコレートブランド「BENOIT NIHANT」の日本1号店です。
ブノワ・ニアン氏はエンジニアのキャリアを捨て、チョコレート業界に転身した異色の存在。最高品質を求めて、世界中のカカオ農園を巡るほどカカオにこだわったカカオ職人です。
「BENOIT NIHANT」の特長は「単一農園」「単一品種」のシングルオリジンにこだわったカカオ豆を使用すること。自らの工房でカカオの選別から焙炒、成形までの工程を一貫して行っています。19世紀に製造されたヴィンテージマシンで長時間かけて丁寧に作られたショコラは、カカオの個性を最大限に引き出し、芳醇な香りと繊細な味わいが魅力。一度食べると忘れられない記憶を残します。
これまでバレンタインの催事やオンラインショップなどで購入できましたが、より身近な存在でありたい、と実店舗のオープンに至ったそうです。日本旗艦店となるショップは銀座三越にほど近い場所。1階は販売スペース、地下1階はカフェとなっています。
印象的なダークブルーで統一された店内で目にとまるのは円柱形の陳列台。「BENOIT NIHANT」の製法を代表する19世紀製造の石臼をモチーフにしているのだそう。陳列台やショーケースにはタブレットチョコレートやボンボンのほか、日本限定の焼き菓子やチョコレート菓子、洋生菓子などが並べられ、販売されています。
なんといっても注目は完全予約制のカフェでいただける日本店限定の「ショコラパフェ」でしょう。「マヤン レッド」というホンジュラス産のカカオを使ったアイスクリーム、カカオの果肉のジュレやソルベなどカカオ尽くしのパフェで「BENOIT NIHANT」の魅力が凝縮された一品です。
日本限定の新製品「ガナッシュサンドクッキー」も同店ならではのスイーツ。マヤン レッド、バニラ、シトロン&バジル、ラムレーズンという4種の風味をガナッシュとして配置し、北海道産発酵バターを使ったクッキーでサンドしています。発酵バターの風味豊かなクッキーと、香り高く口溶けの良いガナッシュが奏でるハーモニーはチョコレート好きをとりこにすること間違いなしのおいしさです。
もちろん定番のボンボンショコラやタブレットも用意されています。カカオ分70%以上のハイカカオでありながら、ビターチョコが苦手な人でも食べやすいというタブレットは一見ならぬ一食の価値があります。
自らカカオ農園に赴き、環境に配慮した農園づくりに励むという、カカオへの熱い思いを持つカカオ職人、ブノワ・ニアン氏。彼の作るチョコレートを味わいに出かけてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『トップのドーム状のチョコレートは下の平皿に移してからいただきます。
ドーム状のチョコレートをスプーンで割ると、中からカカオポッドを模したチョコレートが出てきます。
濃厚なチョコレートムースと、カカオパルプを使った透明なジュレもあって、チョコレートが堪能できるパフェでした』(komichan.tokyo.さん)
『カカオのアイスもカカオパルプのアイスも熟成された芳醇な味わいで口にした瞬間思わずびっくり。
カカオの持つフルーティーな酸味を、そのままに、特にカカオパルプアイスはりんごのようなフレッシュな美味しさに。
ショコラのムースのコックリ感とバランスも。
カカオはフルーツなんだと再認識させられるカカオ職人らしいパフェに感服』(senac253さん)