教えてくれる人

はなとも
日本スイーツ協会認定のスイーツコンシェルジュ。スイーツ専門のライターとしてさまざまなweb媒体で記事を連載中。著書「スイーツ男子はなともの I love パンケーキ」（KADOKAWA）、はなとも監修パンケーキミックス粉、その他、監修商品やコラボメニューなど多数。前職はお花屋さんという異例の経歴を持つ。

東京・池尻大橋にあるイタリア菓子の名店「ラトリエ モトゾー」。伝統のイタリア菓子に独自のアレンジを加えたスイーツは、味も食感も個性的でとても魅力的です。中でもシュークリームは、他にはない生地の食感が楽しめると大人気。一口食べれば思わず頬が緩む、そんな絶品シュークリームをご紹介します。

目黒川沿いに自分らしさを表現するイタリア菓子店をオープン

池尻大橋駅から徒歩3分と好立地の場所にある同店。池尻大橋はハイセンスなカフェやレストランが多く立ち並ぶエリアであり、その中でも同店は、確かな味と丁寧な接客で、子どもから年配まで多くの人に支持されています。

シェフの藤田氏は、大阪あべの辻製菓専門学校を卒業後、市内のフランス菓子店に勤務。その後、イタリアンレストランを経てジェラートを究めるべく「ハーゲンダッツ ジャパン」に入社し、メニュー開発に携わります。数年間勤務した後、料理を学ぶために渡伊。ロンバルディア州のパスティッチェリーア「ブオージ（BUOSI）」で研鑽を積みます。帰国後は大阪から東京にステージを移し、表参道の「ソルレヴァンテ」のシェフパティシエに就任。そして2016年に「ラトリエ モトゾー」をオープンしました。

店内はシックな木目と明るいイエローが際立つ、オシャレながらも落ち着いた雰囲気。ショーケースの背面には、美しいマグノリアを描いた特注の壁紙を貼っていて、本場イタリアさながらの雰囲気を醸し出しています。

ショーケースには、イタリアの伝統菓子である「ティラミス」をはじめ、色鮮やかなケーキがランダムに並んでいます。平日は12種類、土日祝は約14種類のケーキを用意しているそうです。

藤田シェフ曰く、おいしいケーキを作る上で重要なことは、素材を丁寧に使うこと。そして作業をキレイにすることだそう。荒れた状況で作ると最後は味と形に出てくるのだとか。素材が喜ぶように作る、ということを大事に商品を作り上げているそうです。

今回はそんな同店こだわりスイーツの中から、僕が特におすすめしたいとっておきの2品をご紹介します。