僕のスペシャリテ!!! 食感にとことんこだわったシュークリーム

常時12種類ある洋菓子の中で一番におすすめするのは「カーヴォロ」464円！シュー生地、パイ生地、サブレ生地が一体となった、僕の中では最強のシュークリームです。

一般的なシュークリームに比べ生地のインパクトが強く、パリッ、ザクッ、カリッという食感は、まさに唯一無二。オーブンで40分以上かけて焼き上げているため香ばしさが別格です。またカスタードと生クリームを合わせた同店オリジナルのクリームは、口どけの良いなめらかな食感で、風味の良い3種の生地とも相性抜群。カスタードと生クリームを均一に混ぜていないため、それぞれのおいしさがしっかりと感じられます。ここまで完成度の高いシュークリームはなかなかありません。イタリア菓子の巨匠が作るシュークリームをぜひ味わってみてください。

口どけの良さは感動もの！スペシャリテ「モンテビアンコ」

ココアのメレンゲ生地に4種類を合わせたマロンクリームと脂肪分40%の生クリームをのせた一品。日本で知られるモンブランとは異なり、生クリームでマロンクリームを覆っていますが、実はイタリアではこの形が一般的なのだそう。

主役の生クリームは程よい甘さで、なおかつとってもクリーミー。通常の生クリームよりもふんわりと軽く、口の中でとろける食感には感動です。またココア味のメレンゲはほろ苦さがあり、風味も抜群。4種類を合わせた濃厚なマロンクリームとも相性が良く、この3つが織りなすマリアージュにノックアウト！口どけの良さにも感動すること間違いなし。訪れたら絶対に食べてほしい至極の逸品です。

かわいい名前が特徴!? イタリア伝統の焼き菓子たち

ケーキの他に、こだわりの焼き菓子も充実しています。
中でも「チャオベッラアールグレイ」464円は、アールグレイの華やかな香りとしっとりした口どけが病みつきになるおいしさ。詰め合わせもできるので手土産にも最適ですね。

シチリアアーモンドのメレンゲ菓子「ブルッティマブオーニ」691円や、オレンジ風味のアーモンド生地をサブレとチョコレートでサンドした「ボットーネ」864円も見逃せない一品。
「フランス菓子とは違って、イタリア菓子の名前は発音しづらいんだよ」と笑う藤田シェフ。最近はマリトッツォを筆頭に知名度が上がってきたイタリア菓子ですが、確かに日本人には少し発音が難しいのかもしれませんね（笑）。

イタリア菓子を学べる場所を提供したい

「フランス菓子は一つのジャンル（カテゴリー）を確立しているのですが、イタリア菓子は、まだ知名度も低くあやふやな状態だと思います。イタリア菓子を作っている人でさえ種類などを間違って覚えている人もいるので、今後はイタリア菓子をみんなで学べる場所を作っていきたいですね。その方が僕自身も勉強になりますから」
最後にそう話してくれた藤田シェフ。イタリア菓子を本気で学びたい人にとっては最高のメッセージになると思います。