〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

ビゴの店 東京ドームシティ ラクーア店(東京・後楽園)

写真:お店から

2023年7月、後楽園駅から徒歩1分ほどの場所にある総合アミューズメント施設「LaQua(ラクーア)」の1階に「ビゴの店 東京ドームシティ ラクーア店」がオープンしました。「ビゴの店」は、1965年に来日し、日本にフランスパンを普及させた功労者であるフィリップ・ビゴ氏が、1972年に芦屋で独立し開業したのがはじまりです。味に厳しい関西の人々を虜にし、長年愛され続けています。現在はフィリップビゴ氏の長男、ビゴ・ジャンポール・太郎氏が代表を務め、父から受け継いだビゴのエスプリ、パンの味と品質を守っています。

写真:お店から

東京では、マロニエゲート銀座で40年以上営業してきましたが、マロニエゲートの全面改装に伴い撤退を余儀なくされ、移転先を探していたタイミングで声がかかった場所が「LaQua」でした。周囲には学校や図書館など公共の教育施設や子育て施設がそろい、緑豊かな落ち着いた場所。客層には芦屋、阪神間のお客様と共通した雰囲気もあって、食への意識の高いお客様が多い印象を受けたため、この場所なら多くのお客様に喜んでいただけると考え、出店を決めたそうです。

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様々なパンが並ぶ店内   出典:macaron0227さん

フランスの街角の雰囲気がある明るい店内には、おいしそうなパンがずらりと並びます。イートインも可能で、カウンター7席、2名用のテーブルが3卓の計13席です。朝8時から営業しているので、朝食にも便利ですね。

くちる
出典:くちるさん

同店のパンは、添加物を使わず、こだわり抜いた製法で、変わらないおいしさを大切にしています。厳選素材を使用し、一つひとつ手作りしたパンからは、本場フランスのエッセンスを感じることができるでしょう。中でもおすすめは「ルヴァン」972円。イースト菌を使わずぶどうから作った天然酵母のフランスパンで、酸味がありワインやチーズによく合います。「バゲット」432円は、ビゴの店の看板商品で、シンプルなフランスパンは皮がパリパリ中しっとり。どんな料理にも合わせやすく、飽きの来ない味わいです。ボルドー地方の伝統的なお菓子「カヌレ」378円は、ラム酒が利いて外がカリカリ中もっちり。濃厚で深い香りと優しい味わいは、一度食べたらやみつきになるおいしさです。同店はパンだけでなくフランス伝統菓子も人気で、こちらはオンライン通販も可能です。遠方でも本場の味を楽しめるのは、うれしいですね。

パン好きなら、誰もが知っていると言っても過言ではない「ビゴの店」、お昼時には商品が少なくなってしまうので、訪問の際は早めの時間をおすすめします。

食べログレビュアーのコメント

Toraja.
出典:Toraja.さん

『今回はチーズとベーコンを挟んだパン、はちみつ入りのパン、カヌレを注文。パンの表面はカリカリでしっかりしていますが、中はしっとりとしていて小麦の香りを感じます。ベーコンやチーズも味が濃いので焼き立てでなくても楽しめます。カヌレも中身を食べるとラム酒の香りが口の中で広がり、とても美味しいです。ごちそうさまでした』(Toraja.さん)

くちる
スペシャリテ   出典:くちるさん

『⚫︎スペシャリテ 432円 
ミネラル分を多く含む小麦粉を使用、もっちりとして、噛み応えがあります。(小麦・ライ麦)

→クラストパリッ!クラムはむちぃ〜〜弾力もあって、味わい深い生地!ライ麦の酸味は強くなく、とにかく香ばしくて奥行きをしっかり感じるので、噛んで行くだけで幸せ。
好き‼︎このまま食べるのが美味しいです。

ビゴの店。流石のクオリティに脱帽です。機会があればルヴァンも試してみたい‼︎』(くちるさん)

※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香