滝汗必至! うまみのあとに辛さが追いかける絶品スンドゥブ
ここ「韓灯」で「もっと!もっと!」と辛さを調整してもらえるのが「スンドゥブ」。アサリ、豆腐、長ネギ、卵と具材はシンプルながら、食べる手が止まらない味わい。
秘密は熱し溶かした牛脂に数種の韓国産唐辛子を練り込んだ自家製のタデギだ。牛脂の甘みとアサリの旨みが重なることで複雑で深みのある味わいとなり、その後、唐辛子の鮮烈でピリリとした辛みが追いかけてくる。この辛みが豆腐の甘味を引き立て、さらに卵を割れば全体にコクとまろやかさをプラス。そのまま食べてもいいが、ご飯にかけながら食べても美味。またそもそも辛めの味付けになっているが、近頃の「もっと辛く」のリクエストに応えるため、さらに辛さを加えたタデギも用意。激辛のスンドゥブを楽しむこともできる。
武智さん
まずはそのままスプーンでひと口。熱々の後に唐辛子のシャープな辛さがやってきて、その後から貝の旨みと牛脂由来の甘みが、辛さを和らげるようにじんわりと口に広がります。その味わいのグラデーションに悶絶必至。ついで豆腐をひと口。今度は豆腐の甘みが辛さを穏やかにし、辛さが豆腐の甘みを引き立てる絶妙の味わいにまた悶絶。ここで卵を割り少し熱を通して、またひと口。コクが加わってまろやかになった味わいに、またまた悶絶です。これをご飯にかければ、辛さがご飯の甘みと絡み合って、こちらも美味。シンプルながら、いやシンプルだからこそ味わい、辛さの変化が楽しい一品なのです。