おやつはここで決まり!

「ろじうさぎ」の「パフェ」

気まぐれパフェ 850円
気まぐれパフェ 850円   写真:お店から
 

高橋さん

ゑびす神社のそばにある町屋カフェはほっこりしたくなった時に利用しています。初めて訪れたのは朝食目当てでした。京都らしい西京焼や粕汁、だし巻き卵につやっつやの炊き立てご飯は口福感に満たされましたが、朝営業しているお店が少ない京都で、おいしくて優しい味わいの和定食は人気とあってモーニングは予約必須状態。だからここは京都の風情を感じながらゆっくりできるカフェタイムをおすすめします。「あんみつ」は餡子も寒天も白玉も手作り、「くず汁粉」もオーダーしてから葛粉を練る手間のかけようなのでちょっぴり待つのですが、棚の本や雑誌を読みながらキッチンからの調理する音を聞いて待つ時間も楽しいもの。おすすめはフルーツをふんだんに使ったパフェ。可愛さあふれるビジュアルとこれぞスイーツって甘さに歩いた疲れも吹っ飛びます。甘酒やフルーツを使ったオリジナルドリンクも人気です。

きじとらさん
京の朝ごはん(鯖・粕汁)950円   出典:きじとらさんさん

夕ごはんはここで決まり!

「Restaurant MOTOI」の「ディナーコース『Création』」

きゅいそん
ぐじのポワレ 大原わらび バターのソースで   出典:きゅいそんさん
 

高橋さん

築100年以上の日本家屋をリノベーションした建物は暖簾をくぐった瞬間から非日常へと誘います。そのワクワク気分で日本庭園を見ながら広間へ入るとそこはモダンクラシックな空間が広がっているのです。もうこれだけでも高揚感MAX状態! さらに振る舞われるのは京都の食材と文化が融合したイノベーティブフレンチ。絵本の代わりに料理本を読んで育った前田元シェフ。フランス料理に憧れ料理人になったのに、最初の勤務は中国料理。でもここで挫けず高度な技術が必要な中国料理を究めていきます。10年後、一旦封印したフランス料理の道へ。フランスでは星付きレストランで腕を磨き、帰国後はホテルオークラ京都、大阪「HAJIME」へ。自身の原点という出汁を大事にした“母の料理”とこれまで経験した技術と調味料が融合された前田シェフの皿には心が震える感動があります。この空間でこの料理、これぞグランメゾン!というお店です。

お土産はここで決まり!

「洛叉庵」の「四季のわらび餅」

mihorani
四季のわらび餅 箱小(8個)750円   出典:mihoraniさん
 

高橋さん

私史上最高のわらび餅です。お箸で持つとどこまで伸びるの?ってくらいプルプルでツルンツルンでモチモチでトロトロ。添加物は一切入っておらず、材料はわらび餅粉と砂糖と抹茶のみ。そのわらび餅に粒子が細かくパウダーのようなきな粉を上にたっぷりかけただけの見た目もシンプルの極みです。1パックに8個入っているのですが、この食感と控えめな甘さで、賞味期限である翌日まで持たずに完食してしまいます。最高の状態で渡したいという思いから完全予約制。受け取りの4時間前から作るそうなので、早い時間に受け取りたければ前日までに予約が必要です。北大路駅から徒歩で15分ほどのやや面倒なところにあるのですが、このわらび餅を買わずには帰れないので、いつもなんとか予定に組み込んでいます。

※価格は税込です。
※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。

文:高橋綾子、食べログマガジン編集部