〈これが推し麺!〉
ラーメン、そば、うどん、焼きそば、パスタ、ビーフン、冷麺など、日本人は麺類が大好き! そんな麺類の中から、「これぞ!」というお気に入りの“推し麺”をご紹介。そのこだわりの材料や作り方、深い味わいの秘密に迫る。
今回訪れたのは、ホテルグルメにも詳しいグルメ著名人の東龍さんが教えてくれた、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルの中国料理「驊騮(カリュウ)」。紹介してくれた麺は夏限定メニューで、これを目当てに訪れる客もいるそう。
教えてくれる人
東龍
1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ファインダイニングやホテルグルメを中心に、料理とスイーツ、お酒をこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方や飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。審査員や講演、プロデュースやコンサルタントも多数。
ホテル開業時から愛され続ける中国料理店
横浜のみなとみらい駅から徒歩5分ほどのベイサイドエリアにある、ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル。その最上階の31階に中国料理「驊騮」がある。ホテル開業当初から営業をスタートし、伝統的な中国料理を踏襲しつつも、自由な発想を取り入れたモダンチャイニーズなど幅広いメニューを展開している。総料理長である田村氏のセンスと技術によって生み出される料理は、長年のファンも多いという。
料理のクオリティは言わずもがな、大きな窓から見える海と空、横浜の港町の眺望も人気が高い。天気が良ければ、東京の街並みやスカイツリーまでも見えるそう。
東龍
眺望も素晴らしい上に、クラシックからモダンまでさまざまな中国料理が食べられます。
翡翠麺に込められた思いと、懐石料理のような特選海鮮盛り
夏季限定の「特選海鮮盛り 冷やし翡翠(ひすい)麺」(4,300円)は毎年6月から9月中旬頃まで提供される。2023年は6月1日~9月18日の期間で提供中だ。
中国では翡翠は「東洋の宝石」と称されるほど大変縁起が良いとされており、繁栄と成功の象徴とされている。この縁起の良い翡翠を模して作られた麺には、お客様にも幸運になって欲しいという願いが込められているのだそう。麺の美しい緑色は、ほうれん草が練りこまれてる。