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レストラン界のカリスマの新店と新装復活の有名ピッツァ
カリスマプロデューサーの新店
広尾と恵比寿の間には3月15日「ポ・ブイユ」がオープンしました。この名前にピンとくる方もいらっしゃるでしょう。かつて恵比寿にあった福島直樹さんの人気ビストロと同名です。
福島さんといえば「ラ・ビスボッチャ」「オー・バカナル」を大ヒットさせ、独立後は「ポ・ブイユ」「オー・ギャマン・ド・トキオ」「モレスク」「福しま」など、ハイセンスな隠れ家レストランを作り上げたカリスマプロデューサー。
今回のお店はビストロではなく、「酒肆SHIROKANE」のシェフとサービスマンによる、創作料理店。カウンターと個室ひとつの店内には、アジとパクチーのサラダ、ガレット、ハンバーグステーキ、トムヤムクンラーメン……と、おいしくお酒を楽しむ肴が、ジャンルを問わずそろっています。今までのお店と同様、独特の空気感が流れていますが、常連になると自慢したくなるお店でしょう。
3店舗が同居するカウンターレストラン
3月25日には麻布十番に「SAVOY麻布十番店」が復活です。ビルの建て替えのため昨年休業しましたが、より駅の近くに路面店として移転オープンしました。面白いことに、店内に3つのカウンターレストランが同居しています。一番手前は「やま幸」のマグロなど、さまざまな素材のピッツァを食べられる「Domi-La」、中央は「マルゲリータ」と「マリナーラ」のみの「savoyクラシック」、そして、奥が完全予約制の薪焼き料理レストラン「WOODSTOCK TOKYO」。私がお昼に訪れた時は「savoyクラシック」に行列ができていたので「Domi-La」に座りましたが、もちろん十分おいしい。窯焼きのライブ感をぜひお楽しみください。
福岡から初進出の“ハンバーガー”と老舗とんかつ店のカツサンド専門店
人気店が福岡から東京へ
さあ、カジュアル部門です。3月28日、恵比寿には「今屋のハンバーガー東京恵比寿本店」がオープンしました。今月もグルメバーガー誕生か、と駆けつけましたが、どう見てもホットドッグ。
福岡で50年前に誕生した人気店が東京初進出で、創業者は宇宙人こと今崎勝美さん。なんで宇宙人かは同店のサイトをご覧ください。しっかり焼いたパンに、ハンバーグ2つとソーセージ、炒めたキャベツ、縦長に巻いた目玉焼きを挟んだミックスエッグはビジュアルからワクワクさせてくれて、食べ応えも十分。まあ、ジャンルはどうでもいいやと納得できました。完売が続いているようです。
可愛い見た目の高級カツサンド
勝どきの古民家をリノベーションした店舗で、4月7日にオープンしたのは高級カツサンド専門店「カツとパン」です。「ホテルニューオータニ東京」の老舗「ふみぜん」の新業態。
正方形の箱に、プレーン、ホウレン草、にんじん、ビーツの4種類のパンにそれぞれ異なるソースのカツが挟まったカツサンドが入っていて、これをお土産でいただけば、相当うれしいと思います。店内ではカツサンドの他にも、揚げ物のお惣菜、そして4種のヴィーガンパンが1斤単位で販売もされています。
東京に出現した高級オーベルジュと歌舞伎町タワーの横丁
実力派スタッフがそろうオーベルジュ
その他、高級業態で話題を呼んでいるのが西国立に4月6日にオープンした高級オーベルジュ「Auberge TOKITO」です。
ロンドンの懐石料理店「UMU」を欧州の日本料理店では初めてミシュラン二つ星に導いた、石井義典総料理長、京都「いと」を一つ星にした大河原謙治料理長など、実力派のスタッフがそろって、今までの枠に囚われない、感嘆すべき日本料理を繰り出します。客室は4室のみ。宿泊はなかなか手の出ないお値段ですが、3万円台からの食事のみの予約も可能ですので、チェックしてみてください。
