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5. 300円からの小皿料理が最高
gnudi(ニューディー)
青山キラー通りから一歩入った場所にある「gnudi(ニューディー)」。入口から店内を見渡せる6坪の小さな店ですが、テーブル席のほかカウンター席やテラス席もあり、いつもガヤガヤとにぎわいをみせています。人気の理由は、一皿300円からの気軽なフードメニューの豊富さと自然派ワインの充実ぶり。
メニューはすべてアラカルト。小皿料理だけで約20種類あり、そのほかにパスタや肉料理が用意されています。
ニューディーにワインリストはなく、店主の藤生さんにおすすめを聞いてワインを提案してもらうスタイル。「いわしのマリネとういきょうのサラダ」との組み合わせに選んでもらったのは、フランス・アルザス地方のゲヴェルツトラミネールの白ワインです。「ゲヴェルツトラミネールの名手といわれるマルク・テンペの白ワインで、品種の個性が存分に引き出されています。この品種はバラやライチの風味が特徴ですが、それだけでなくパイナップルやマンゴーの風味もあり、南国のフルーツバスケットのよう。酸が中心にしっかりあって、とろりとした旨みもあるワイン。料理にもさまざまな味があるので、同じように味わいのバラエティがあるワインにしました」と店主。酸や果実味がたっぷり加わり、食欲がどんどんわいてくる組み合わせでした。
6. サクサク! アジフライが最高
酒肴 新屋敷
アジフライがめちゃくちゃおいしい!と評判で、予約困難な高田馬場の人気店「酒肴 新屋敷」。 限定20食、連日売り切れのランチのアジフライ定食も魅力的ですが、こちらのお店の実力を味わえるのは、やっぱり夜!
もう見るからにサクサクとしていておいしそうなアジフライ。アジの水揚げ量日本一の長崎県松浦産のアジを使用。添えられた液体は店主が研究の末行き着いた「水塩」という、天然塩を最適な濃度で煮溶かしたお水です。
通常の塩と違い、スプレーで振りかけることで均一に塩味を付けられるので、アジの風味をしっかり味わえるとのこと。調味料まで考え抜かれています。
7. 厚切りハムカツが最高
立呑 富士屋本店
再開発の影響により、2018年に惜しまれながら閉店した「大衆立呑酒場 富士屋本店」。印象的なロの字のカウンターをご存じの方も多いでしょう。その4年後、2022年11月に「立呑 富士屋本店」として渋谷桜丘・さくら通りに移転再開を遂げました。
厳選されたロースハムをダイナミックな厚切りでかぶりつけるのだから、おいしくないはずがないです。思い切って頬張った瞬間、旨味が口全体にジュワッと広がります。脂の甘味もたまらない! サクサクと快い歯ざわりの衣は薄めながらしっかりとした存在感で、ハムを完璧に引き立てています。ビールのお供に最高です。
8. 豪快な鳥の丸焼きが最高
中華厨房 一歩
2022年11月に神保町駅から徒歩5分ほどの場所にオープンした「中華厨房 一歩」は、龍天門出身のシェフによる本格派の中華を堪能できる中華バルです。仙台と麻布十番、恵比寿にある、こだわりの魚と酒の店「魚Bar 一歩」の新業態なので、中華と一緒においしい日本酒も楽しめます。
素材一つ一つにこだわった本格的な料理は、どれもまた食べたくなるとリピーターも多いそう。「パリパリ鶏の丸焼き」2,900円や、魚と野菜を蒸した「香港蒸し」1,800円など、お酒に合う魅力的なメニューが並びます。
9. 和食×日本酒のペアリングが最高
ミズノトリ
2022年12月に広尾駅から徒歩9分、恵比寿駅から徒歩8分ほどの場所にオープンした「ミズノトリ」。創作料理×日本酒のペアリングのお店として人気を博していた「GEM by moto」が、全面改装をして、親しみやすい和食と日本酒のペアリングのお店となりました。
「おつまみ3種盛り合わせ」1,400円は、牡蠣とブルーチーズの佃煮、おつまみバター(ドライトマト、あさり、鯵、ピスタチオ、大葉をバターで寄せたもの)、あんずがっこ(クリームチーズ、あんず、いぶりがっこ、干し芋、しょうがを和えたもの)など定番のものから、その日のおつまみを3種選べます。
10. 下町流ホッピーに合うもつが最高
喜美松
浅草でも、観光客で賑わう仲見世エリアとは対照的に、落ち着いた雰囲気の名店が集まる浅草寺の裏手、通称・裏観音エリア。こちらに店を構えて50年近くという、モツの名店が「喜美松」。夜の町にくっきりと浮き上がる赤提灯と、味わい深い独特な丸いフォルムの入り口が目印。
ホッピーセット、焼酎がすごい量です! さらに「コップに氷は入れますか?」と。この量の焼酎を、氷で薄めず飲むのが下町流だそう。もちろん氷を頼めば後からでもくれますし、焼酎の量は自分で調節できます。
※価格は税込。
文:食べログマガジン編集部