教えてくれる人

大木淳夫

「東京最高のレストラン」編集長 
1965年東京生まれ。ぴあ株式会社入社後、日本初のプロによる唯一の実名評価本「東京最高のレストラン」編集長を2001年の創刊より務めている。その他の編集作品に「キャリア不要の時代 僕が飲食店で成功を続ける理由」(堀江貴文)、「新時代の江戸前鮨がわかる本」(早川光)、「にっぽん氷の図鑑」(原田泉)、「東京とんかつ会議」(山本益博、マッキー牧元、河田剛)、「一食入魂」(小山薫堂)、「いまどき真っ当な料理店」(田中康夫)など。 
好きなジャンルは寿司とフレンチ。現在は、食べログ「グルメ著名人」としても活動中。2018年1月に発足した「日本ガストロノミー協会」理事も務める。最新刊「東京最高のレストラン2023」が発売中。

「東京ミッドタウン八重洲」を筆頭に盛り上がる東京駅エリアの楽しみ方

ヤエスパブリック

3月10日に開業した「東京ミッドタウン八重洲」に関しては、きっと「食べログマガジン」内にも詳しい記事ができるのでしょうが、個人的にはカジュアルに楽しめる2階の「ヤエスパブリック」エリアがおすすめです。

さすらいのうぶちゃん
「オルソー」海老ニラワンタン 770円   出典:さすらいのうぶちゃんさん

最長3年の期間限定出店という、お店がチャレンジしやすいシステムもあってか、台湾料理の「オルソー」、イタリアンで「リ・カーリカ」系列の「ta.bacco」、そしてかつて神泉にあった「立喰酒場&坐房buchi」が「スタンドBUCHI」として復活するなど、“そそる”お店がラインアップされました。

ゆっきょし
「ta.bacco」グラスワイン(白) 800円   出典:ゆっきょしさん

1店でじっくりもいいですが、それぞれ屋台のような構造になっているので、共有スペースで東京駅を眺めながらオルソーのワンタン、スタンドBUCHIのウニクレソン、ta.baccoのナチュラルワインなどをいただくのも、お祭りに来たような感覚で楽しめます。

千葉の有名寿司店

「千葉たかおか」 写真:お店から

3階のレストランフロアには、千葉でその名も高き寿司店「たかおか」が移転した「千葉たかおか」が出店。こちらにはぜひ行きたいと思っています。

清澄白河「アンヴデット」の新業態

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「アンヴデット リュクス」パフェフレーズ 2,750円   出典:senac253さん

スイーツ好きには1階「アンヴデット リュクス」です。清澄白河「アンヴデット」の新業態で、イートインスペースもあり、現在はパフェフレーズとパフェタタンの2種が供されています。

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「アンヴデット リュクス」ボンボンショコラ   出典:yamay630さん

ボンボンショコラ、生菓子、焼き菓子と、味はもちろん、パッケージに至るまでセンスが良く、必殺の東京土産になりそうです。

オシャレで人気のクレープ店

ゆっきょし
「パーラ東京店」ピスタチオマスカルポーネ グリオットバニラ蜂蜜 1,480円   出典:ゆっきょしさん

同エリアで東京駅の「グランスタ八重北」には3月13日、クレープスタンド「パーラ東京店」がオープンしました。外苑前に突如出現したのは2014年。それまでのクレープのイメージを覆した高級クレープ、そしてウイスキーとのマリアージュの旨さ。衝撃でした。

n.y.y895
「アンヴデット リュクス」焼き菓子   出典:n.y.y895さん

こちらの店舗でもシャンパン、ラム酒、ウイスキーと揃っていますし、テイクアウト用の焼き菓子もあります。ちなみに「アンヴデット リュクス」のフィナンシェは驚くほどふっくらしていて、「パーラ」はラム酒も使っていて、極めてしっとり。

どちらも素晴らしい味なので、ぜひ食べ比べてみてください。

英国式香港ティールーム

しろたんロボ
「真不同 HONG KONG TEA ROOM 1946」ロウ麺   出典:しろたんロボさん

東京エリアの最後は、2月28日、新丸ビルにオープンした「真不同 HONG KONG TEA ROOM 1946」。イギリス統治時代の香港をオマージュした英国式香港ティールームというだけあって茶器まで充実。私は夕刻にビールと共に西麻布真不同でも名物であるロウ麺や金の焼売などをいただきましたが、周りのお客さんは男女問わず、ゆったりとティーとスイーツを楽しんでいました。4月3日からはアフタヌーンティー&ハイティーもスタートするようで、これは大人気になりそうです。