〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

熟成割烹 銀座弥左衛門(東京・銀座)

海鮮ユッケ小丼
海鮮ユッケ小丼   写真:お店から

2026年1月、銀座駅から徒歩1分という好立地に、新たな和食の可能性を提案する「熟成割烹 銀座弥左衛門」がオープンしました。手掛けるのは、日本初の黒毛和牛熟成肉(ドライエイジング)専門店を展開する株式会社エイジング・ビーフ。

これまで“肉の熟成”を軸に歩んできた同社。その技術を魚や野菜へと広げ「熟成割烹」という新業態に挑みます。

ライブ感のあるカウンター席がおすすめ
ライブ感のあるカウンター席がおすすめ   写真:お店から

店内は、シンプルながら上質さを感じさせる落ち着いた設え。7席のカウンターでは、火入れの音や立ち上る香り、丁寧な盛り付けの所作までを間近に感じられます。料理を「味わう」だけでなく、五感で「体験する」時間を楽しめるのが魅力です。8名まで利用可能な半個室も備え、会食やデートなど幅広いシーンに対応します。

9種の季節小鉢
9種の季節小鉢   写真:お店から

同店のスタイルは、ショートコースを軸にアラカルトを自由に組み合わせる形式。「熟成和牛ステーキのショートコース」7,700円では、季節感あふれる日替わりの小鉢9種に始まり、熟成和牛のユッケ、そしてメイン料理を堪能できます。

熟成和牛ステーキ
熟成和牛ステーキ   写真:お店から

メインは熟成和牛ステーキまたは伊勢海老のグリルから選択可能。食事の進み具合に合わせて追加注文ができる柔軟さも、割烹としては新鮮な試みです。

本日の刺身盛り
本日の刺身盛り   写真:お店から

アラカルトでは、その日の熟成魚を盛り込んだ「本日の刺身盛り」2,200円が好評。旬の魚ならではのみずみずしさと、熟成によるうまみの凝縮を一皿で楽しめます。

蟹といくらの土鍋
蟹といくらの土鍋   写真:お店から

また、「蟹といくらの土鍋」3,300円は、旬の食材と八代目儀兵衛の米を使用し、40分かけて丁寧に炊き上げる人気メニュー。ふっくらと立ち上る湯気とともに、米本来の甘みが広がります。

塩辛と熟成芋のフライドポテト
塩辛と熟成芋のフライドポテト   写真:お店から

酒肴として人気なのが「塩辛と熟成芋のフライドポテト」1,100円。甘みの強いインカのめざめを熟成させてから揚げ、バターと自家製塩辛を合わせた一皿で、濃厚ながら後を引く味わいが特徴です。和の枠にとらわれない遊び心も感じられます。

ドリンクは日本酒やワイン、焼酎を中心に、国産もしくは日本人生産者によるものに統一。熟成によって引き出された素材のうまみと寄り添うペアリングが、料理の奥行きをさらに引き立てます。アルコールが苦手な方にも楽しめるソフトドリンクも充実しています。

海鮮バラチラシ丼
海鮮バラチラシ丼   写真:お店から

土曜・祝日のランチタイムには、魚介を贅沢に盛り込んだ「海鮮バラチラシ丼」3,080円や「牛刺し重ランチ」2,750円、「ステーキ御膳」5,500円などを用意。肉の扱いを熟知した同店ならではの内容で、休日の銀座時間を彩ります。

割烹の品格を大切にしながらも、肩肘張らずに通える柔軟さを備えた「熟成割烹 銀座弥左衛門」。熟成という技術を軸に、和食の新しい楽しみ方を提示する一軒として、銀座で注目を集めそうです。

食べログレビュアーのコメント

shimapyon777
熟成米沢牛ステーキ   出典:shimapyon777さん

『こちらのお店は、肉と魚、それと野菜も熟成させたものを割烹として仕立てて提供して頂けます。最近、熟成肉系は増えてきたと感じてはいましたが、魚、野菜も?
アラカルトも肉、魚と色々ありますが、初めての訪問ですので、まずはコースで味わうことに。
コースで予約したのは「熟成ステーキのショートコース」、それと「乾杯スパークリング」。

「9種の季節小鉢」
格子で九つに区切った桐?箱に、綺麗な小鉢が配置されていて見た目が美しいです。緑、赤、黄(橙)が鮮やかで美味しそう、というか美味しかった。
特にミニ茶碗蒸し、雲丹ゆばはヤバい。葱巻きもさっぱりしていて、とってもバランスの取れた小鉢でした。

「米沢牛のユッケ」
基本、口の中に入れるとすぐ溶けます。米沢牛の赤身と脂のバランスがよいのと、熟成による肉のうまみの凝縮度合いがよくわかるお料理でした。これだけて御飯3杯は行けそうなもの。

「熟成米沢牛のステーキ」
いつもはミディアムで頂くことの多いステーキ。熟成ということなので、焼き加減のお任せなのだけど、お薦めを伺うとレアが一番熟成された味が合うし、美味しいとのこと。5分後、ステーキ着皿。
熟成されているのかあまりドリップがない状態。でも口にいれると肉汁がドバッときましたね。
熟成された米沢牛の深い味が口の中に広がると幸せになりますね。お肉は柔らかくて、ユッケと同じようにとろけましたね。基本、塩と胡椒が一番お肉の美味しさがわかるのですが、やはり和牛、山葵谷&塩も美味しい。
お肉をベースに、美味しく頂くことをしっかり考えているなって。

次回は魚コースを頂き、その後はアラカルトで楽しんでみようかな。何やら日常使いしそうな店候補になりそうです』(shimapyon777さん)

腹ペコriri
刺身盛り合わせ   出典:腹ペコririさん


『この日いただいたのは、熟成ステーキのショートコースです。

季節の小鉢 九品・・・
最初に並ぶ小鉢が九品というだけで、少し気持ちが高まります。
刺身、菜の花のおひたし、真蛸の柔らか煮、手毬寿司、フカヒレ入りの茶碗蒸し、柿と苺の白和え、銀鱈の西京焼、米沢牛の冷しゃぶ胡桃だれ、生湯葉と雲丹の鼈甲餡。
どれも一口サイズですが、それぞれ味の方向性が違い、少しずつ楽しめるのが嬉しい構成でした。特に銀鱈の西京焼は、味噌が強すぎず、ふんわりした身の食感が印象に残っています。

刺身盛り合わせ・・・
シマアジ、オニカサゴ、金目鯛。
派手さよりも、丁寧さを感じる盛り合わせで、口に入れたときのなめらかさが心地よい一皿でした。

あん肝・・・
臭みがなく、濃厚なのに後味は重くありません。
お酒と合わせて、少しずついただくのにちょうど良い量感です。

白子ポン酢・・・
火入れは控えめで、舌の上でほどけるような食感。
酸味も強すぎず、白子のコクがきれいに残っています。

黒毛和牛米沢牛のユッケ・・・
出汁の効いた味付けで、卵黄を絡めると全体がまろやかにまとまります。
生肉ですが、どこか和食らしいやさしい印象で、口当たりもなめらかでした。

黒毛和牛米沢牛のステーキ・・・
この日のメイン。
厚みはありますが、脂が前に出すぎず、赤身のうまみをしっかり感じられる焼き加減です。
食べ進めても重たさが残らず、会食でも食べやすい一皿だと感じました。

あさり塩バターらーめん・・・
締めはあさりのうまみがしっかり出たラーメン。
塩味は控えめで、コースの最後でも無理なく食べられます。
じんわり体に染みる感じで、満足感のある締めでした。

全体として、熟成割烹 銀座弥左衛門は、肉が主役でありながら、和食の流れを大切にしているお店だと感じました。華やかな演出で驚かせるというより、落ち着いた構成で、会話と食事を一緒に楽しめるタイプのお店です。

銀座で、少しきちんとした食事をしながら、ゆっくり過ごしたいとき。
そんな場面で、自然に選びやすい一軒だと思います』(腹ペコririさん)

※価格は税込、サービス料別。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

文:佐藤明日香