〈2022 食通が惚れた店〉

新型コロナウイルスによる混乱は続くものの、飲食業界も賑わいを取り戻した2022年。油断のできない状況は続きますが、各店が工夫を凝らし、おいしいものを届けようと努力しています。

そんな2022年に、グルメ情報を熟知した有識者が惚れ込んだお店や料理についてアンケートを実施。「最も印象に残った店」「2,000円以下のお手軽グルメ」「おすすめお取り寄せ」をうかがいました。

今回は、徳間書店の季刊誌「食楽」編集長の大西健俊さんにお答えいただきました。

教えてくれる人

大西 健俊
1977年生まれ。神奈川県出身。明治大学経営学部卒業後、旅行誌などを主とした編集プロダクションに勤務し、食と旅のフリーランスとして独立。その後、月刊誌「東京カレンダー」の編集を経て、フリーランスのエディターに転身、現在は「Fly Inc.」の代表取締役を務める。その他、旅・食・酒をテーマに活動し、徳間書店・季刊誌「食楽」編集長および、グルメECサイト「オンワード・マルシェ」のクリエイティブ・ディレクター、地域創生メディア「ONESTORY」副編集長などを兼任。

2022年のベストレストラン

Q. 2022年、最も印象に残った飲食店を教えてください

A. 「鮨 ます田」です

カフェモカ男
出典:カフェモカ男さん

2022年1月に表参道に移転した「鮨 ます田」。おまかせコースに出てくる「濃厚すっぽん出汁」が驚くほど美味! 「すきやばし次郎」で修業し、独自のシャリに昇華させた握りはキリッと男前な印象。しっかり食べても重くなく、本当に定期的に通いたいお店です。季節で変わる突き出しですが、すっぽん出汁は2022年の忘れられない味。驚くほどの量と時間を凝縮させた逸品を、サラッと出してくれることにも驚きです。

カフェモカ男
濃厚すっぽん出汁   出典:カフェモカ男さん

アンダー2,000円のお手軽グルメ

Q. 2022年に食べた〈2,000円以内の感動の味〉を教えてください

A. 「炭火魚 旬彩料理 坂本」の「サンマ塩焼き」1,200円です

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「新サンマ塩焼き」1,200円   出典:hidek434さん

日替わりランチの提供では、数種類の季節の魚を炭火で焼いてくれるのですが、とにかく魚の質がいいものを焼き立てで提供。小鉢2品と味噌汁、大根おろしがついて栄養バランスも抜群です。さらに、新潟産コシヒカリのご飯も秀逸。ランチで、このレベルの炊き立てご飯はなかなか味わえないと思います。 

2022年のお取り寄せ

Q. 2022年に出会った、人におすすめしたいお取り寄せを教えてください

A. 「山野井」の「悪魔ノ焼豚」です

「悪魔ノ焼豚 炭焼きバラ焼豚」400g 4,860円 写真:食楽webから

鹿児島にある焼豚の老舗「山野井」が、究極を求めて作り上げた焼豚です。炭火でこんがり焼いた外見は真っ黒に近いのに、断面はジューシー。丁寧に炭火で焼き上げる逸品で驚くほど手間がかかっているそうですが、その魅力を十二分に楽しませてくれます。

購入方法:「山野井」オンラインストアにて

※価格はすべて税込です。
※アンケート内容と「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しています。最新の情報はお店にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※外出される際は人混みの多い場所は避け、各自治体の情報をご参照の上、感染症対策を実施し十分にご留意ください。

文:大西健俊、食べログマガジン編集部