4. オーソドックスな味にアレンジが利いたパスタ
ピアット ミツ
多くの食いしん坊の胃袋を鷲掴みにしてきた岡村光晃シェフ。ミシュランのビブグルマンにも選ばれた麻布十番の名店「トラットリア・ケ・パッキア」で、開店以来、11年にわたり料理長を務めてきた傑物です。その岡村シェフが5月14日、麻布十番・仙台坂の真新しいビルに「ピアット ミツ」をオープンしました。
カウンターのみ8席のこぢんまりとしたスペースですが、奥様と二人三脚で切り盛りするには充分な広さ。アラカルトはなく「おまかせのコース」12,100円〜のみの提供です。
パスタはシンプルなトマトソースやボンゴレ、アマトリチャーナといったオーソドックスな味を用意。おなじみの味とはいえ、そこは百戦錬磨の岡村シェフのこと、ひと味違うアレンジで舌を楽しませてくれます。例えば、粗挽き豚肉100％のミートソースは、ソースというよりまるで肉団子を潰したような肉感。食べた！という実感を満喫できるはずです。
5. 訪れる時期で変わる選べるパスタ
restaurant origami（レストラン オリガミ）
6月23日に、東京・外苑前にオープンした「restaurant origami（レストラン オリガミ）」。土曜・祝日のみランチ営業を行い「おまかせランチコース」7,000円を楽しむことができます。ディナーは「シェフのおまかせコース」9,000円と、アラカルトでのメニュー構成です。
コースのパスタは3種から選べるようになっており、取材時は「スパゲティ 釜揚げしらす ロザマリーナ」「タリアテッレ 赤牛 ボロネーゼ」「ヴェスヴィオ 蛸 アマトリチャーナ」がラインアップ。
同店の選べるパスタは、ソースに合わせて麺を使い分けているのが特徴で、手打ちパスタ、乾麺のロングパスタ、乾麺のショートパスタ又はラビオリといったパターンが多いです。中でも手打ちパスタは同店の大きな売り。イタリアで購入した本場の麺棒を用い、リズミカルに生地を伸ばして仕上げていきます。麺台はシナの木を採用。表面がツルツルした麺台に比べ、麺に凹凸ができることからソースがからみやすくなり、おいしさをグンと高めています。
※価格は税込・
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文：食べログマガジン編集部
