秋の京都を訪れたら、紅葉も見たいしお寺も巡りたいし、京都らしいグルメも堪能したい!とやりたいことがいっぱい。でも旅行の場合は日程が限られている……なんて諦めることなかれ。景色も美食も楽しめるお店なら一石二鳥。というわけで今回は、店内から絶景が望めるお店や、観光地そばにあるおいしい新店を、関西在住の京都通ライターがご紹介します。

1. 大原の自然に囲まれた薪焼きフレンチ|la bûche

京都駅からバスで1時間、三千院や寂光院で有名な大原にあるビストロ「la bûche(ラ ブッシュ)」。フランスの名店で修業を積んだシェフが、地元の鶏肉や野菜を使った薪焼き料理を提供します。

特筆すべきは、ナチュールワインを500本以上もそろえていること。コースは前菜2品、メイン、パン(お代わり無料)、デザートで3,800円から。プレートランチ1,800円ほかアラカルトもあるので、昼からワインとフレンチで一杯やれます(笑)。

特に人気なのが、大原の秘境・百井地区にある「とり幸」や、近くの「山田農園」の地鶏を使った料理。コック・オー・ヴァン(鶏の赤ワイン煮)、チキンソテーなどは、地鶏ならではの力強い歯ごたえと滋味が感じられる逸品です。どの料理も「これ一人前!?」と疑うほどのボリューム感なので、シェアして盛り合わせてもらうのがおすすめです。

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大原のメインストリート「大原女の小径」沿いにあり、三千院参拝の途中に立ち寄れます   出典:アルボスさん
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窓からは大原の里山風景が。カウンターからは、シェフが薪火で豪快に焼き上げる様子が眺められます   出典:アルボスさん
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前菜の自家製パテ・ド・カンパーニュは、3cmはあろうかという厚さ。これだけでもメイン級のサイズです   出典:yossy☻さん
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メインのコック・オー・ヴァン。山田農園のひね鶏の骨付きモモ肉を香味野菜と赤ワインで煮込んだ一品。コースの場合は+800円   出典:アルボスさん
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ワインセラーには常時500本ほどのナチュールワインが! 前菜とワインだけ……という使い方もOKとはうれしい   出典:yossy☻さん

3,800円のコースでも十分な量ですが、4,500円のコースはサラダorスープが追加に。より大原の野菜を味わいたい!という方はこちらをぜひ。ノンアルコールの自家製ドリンクもあるので、お酒を飲めない方も満足できますよ!

2. 平安神宮近くで“コロッケ飲みはいかが?|NISHITOMIYA

もともと清水五条近くにあったコロッケ酒場「西冨家コロッケ店」が平安神宮そばに移転オープン! 三条通に面していながらマンションの奥にあるので、ものすごく見つけづらい穴場店です。広さは以前の倍以上になり、大きなワインセラーも完備。

メニューも拡充し、コロッケはもちろん前菜、サラダ、魚介、肉料理、スイーツまでお酒に合う料理がスタンバイ。ブルーチーズ、奈良漬けとレモンピール、スモークサーモンとディルなど創作性豊かなコロッケは「コロッケはごちそうなのだ!」と知らしめる完成度。ランチ営業もしています!

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見つけづらい入口なので、最初訪れた時は迷ってしまいました   出典: take log23さん
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奥のワインセラーには1,600本ものナチュールワインが。店内もオシャレです   出典:ほいちゃん★さん
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ブルーチーズのコロッケ230円。ナイフとフォークで食べたくなる一皿!   出典: ribbon914さん
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イワシとセミドライトマトのキッシュ750円など、ワインが進むアテばかり   出典:ribbon914さん
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ランチのコロッケとニース風サラダ1,500円。好きなコロッケ二つにフォカッチャなどが付きます。これも昼からワインが進む(笑)   出典:おでんおかずさん

「京都でコロッケ飲み」とはなかなかユニークですが、もともとコロッケの原型であるクロケットはれっきとしたフランス料理ですしね! 店内は広くてカウンターもあるので、気軽に立ち飲みもできて使い勝手抜群です。