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3. 「サカエヤ」の熟成肉を祇園で食べ比べ！｜祇園肉料理おか
昼も夜も風情のある祇園界隈。そこに2021年11月に登場した「祇園肉料理おか」は、開店早々予約困難な人気店になってしまいました。というのも、肉の魔術師・新保吉伸氏による「サカエヤ」（滋賀）の熟成肉をランチ（3,300円から）やコース（16,500円から）で提供。多くの人が「これまで食べてきたステーキの概念を覆すほど超絶に旨い」と絶賛します。
経産和牛、近江牛、放牧牛など8〜10種の熟成牛の食べ比べをメインに据えたコースを3種用意しており、近江牛のタルタル料理やパスタなど、イタリアン×和がコラボした料理を堪能できます。
筆者もこよなく愛する「サカエヤ」の熟成肉。なかなか食べられるお店は少ないのですが、祇園で、しかも食べ比べができるとは贅沢すぎます。実は京都は「肉喰い」な街とも言われるのですが、その一翼を担うお店でもあります！
4. 丁寧な仕事がなされた和食を、宇治の商店街で｜和旬 Kien
京都の観光地には“なんちゃって京料理”がたまにあるのですが（あくまでも筆者の所感）、こちらは味も腕もしっかりした良店。ご主人は宇治で有名な｢京料理 岡もと｣の店主の息子で、有名店｢美濃吉｣でも経験を積んだ実力派。夫婦で切り盛りしており、接客がとても親切で丁寧です。
ランチはうな玉重、海鮮重の2種。夜はお造りや黒毛和牛握り、鯖寿司などの一品と関西の地酒をそろえています。ランチのうな玉重にはだし巻き、鯛西京焼き、生麩田楽、茄子、近江蒟蒻の盛り合わせが付いて、これだけでも確かな和食の技と、素材使いの巧みさがうかがえます。夜は一品料理で飲めるので、近くにあったら入り浸りたい一軒です。
お店は平等院のお膝元・宇治橋通商店街から一本逸れた路地にあります。観光客も地元の方も分け隔てなく受け入れてくれるフレンドリーな雰囲気。一人でふらっと訪れても心地よいです！
5. 竹に囲まれた名建築がブルックリンスタイルのカフェに｜BAMBOO COFFEE
とにかく建物が面白い！ ここは昭和初期に、竹職人の名工「長野清助」が27年かけて建てた「かぐや姫竹御殿」という名建築。入口も中も竹、竹、竹。さまざまな種類の竹を用い、モダンでグラフィカルな内装に造られています。その御殿を改装し、座敷スタイルの和空間とブルックリンスタイルのカフェスペースを設けました。
コーヒーはオーガニック＆フェアトレードで、身体にも地球にも優しい有機栽培の豆のみ使用。地元の「お菓子屋mina」から届く無添加のスコーンやケーキなどもコーヒーに合う素朴な味。鈴虫寺、苔寺から近いので、参拝の道中に立ち寄りマストなスポットです。
名建築が好きな人にはたまらない、建物の随所に素晴らしい意匠が凝らされたカフェです。この辺りは竹取物語発祥の地と言われている（諸説あり）ため「かぐや姫竹御殿」の名が付いたそう。和モダンな客殿と、ヴィンテージ調のカフェスペースのギャップもまた見どころです！
