「揚げかまぼこ」=「てんぷら」。ローカルに愛される懐かしい味
玄界灘や周防灘に面した魚処・北九州には、おいしい練り物がたくさん! 特に、旦過市場の名物「小倉かまぼこ」の「カナッペ」や、門司港の老舗「山吹」の「ちんぴら」に代表される有名な「揚げかまぼこ」は“てんぷら”とも呼ばれ、ローカルに愛されています。そんな北九州から、おいしい“てんぷら”を扱うお店をセレクトしました!
1. 小倉名物「カナッペ」は必食|小倉かまぼこ 本店
大正9年創業の老舗「小倉かまぼこ」は、最高級のイトヨリダイのすり身をその日使う分だけすりあげて、ひとつひとつ手作業で作る、出来立てのかまぼこが味わえるお店。「旦過市場」にあった本店が、2017年3月に北九州モノレール旦過駅そばのビル1階に移転しました。
同店で言う「かまぼこ」とは「こくら揚げ」とも呼ばれる「揚げかまぼこ」のこと。九州では一般に“てんぷら”とも呼ばれています。店内のショーケースには常時約20種類の揚げかまぼこがずらり。なかでも一番の看板商品と言えば、小倉名物「カナッペ」150円。すり身に玉ねぎやにんじんなどを混ぜ込み、周りを薄いパンで巻いて揚げた一品で、外はサクサク、中はふわっとした食感がたまりません。胡椒の利いたしっかり味で、おつまみにもおかずにもぴったり!
他に、すり身にスイートコーンをまぶした「もろこし天」200円や、玉ねぎの甘みを活かした「玉ねぎ天」170円、ほくほくのさつまいもが入った「おいものかき揚げ」170円、若松の岩屋で採れたあかもく(海藻)を使用した栄養たっぷりの「あかもくの天ぷら」160円など、ここでしか味わえない一品がたくさん。
店頭では1つから購入可能なので、ぜひ揚げ立てをその場で味わってみてください。もちろん、お土産や贈り物にしても喜ばれること間違いありません。