〈次の百名店を探せ！〉

食べログ 百名店の各ジャンルをコンプリートして「百名店 コンプリート賞」を受賞した強者たちに、次に百名店に選ばれそうな名店を紹介してもらうこの連載。今回は「食べログ スイーツ TOKYO 百名店」をコンプリートしたレビューメーカーさんに、注目するスイーツ店を聞いてみた。

印象に残った！ 惚れた！ 店

Q. 1年以内に行った中で〈印象に残った・個人的に惚れた〉スイーツ店は？

A. 1軒目：「Kominasemako」のカカオのギモーヴ

どれだけ一つの素材と向き合えば、これだけのクオリティのコースを構成できるのか、と感動を通り越して畏怖の念すら覚えたカカオコース。その中でも、スペシャリテとして登場したカカオのギモーヴの、儚くも鮮烈な一瞬の煌きは生涯忘れられない味でした。京都の催事の桃コース（55,000円！）も感動的でした。

A. 2軒目：「デセールアンアシェット」の温かい洋梨のシュークリーム

目にも鮮やかなアシェットデセール（皿盛りのデザート）コースを提供してくれる、完全予約制、ワンオペのカウンタースイーツ店。同店の特徴は何と言ってもパーツの多さ。しかも、すべて手作り。そこまでしますか……といつも頭が下がります。それでいてフルーツはもちろん、粉、砂糖、バターなどの細かい材料にも拘り抜いた名店です。こちらの皿は、焦がしバターで温めたシュー生地の中に、洋梨やカスタードを詰め、それを洋梨のフォルムに成形して提供。手が込んでいるでしょ。味も抜群でした。

注目のスイーツ店

Q. 今〈注目している〉スイーツ店は？

A. 1軒目：「フルーツすぎ」の超贅沢な季節のフルーツパフェ

知る人ぞ知る大塚の名店だったのですが、最近人気に拍車がかかり、テレビ出演なども相まって、人気が爆発しています。ご主人が大田市場に勤められていたそうで、メジャーなものから幻の銘柄まで、超一級のブランドをふんだんに使った季節のパフェが楽しめます。行列、どこまで延びるんだろう……。

A. 2軒目：「京都宇治金時や」の無花果のかき氷

「スイーツ TOKYO 百名店」選出店の「だるまや餅菓子店」が、2021年6月に京都・東山にオープンさせた新店です。京都では珍しい天然氷を使ったかき氷を、一年中提供するようです。価格は安いとは言えませんが、ほぼ全員が4点以上の高評価を付けています。特にこれからの秋・冬はスペシャリテの無花果や、孤独のグルメにも登場した、栗などが登場するのでよりおすすめですよ！ 清水寺のすぐ近くなので、観光ついでに立ち寄るのもいいですね。