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茹でると赤くなり、糖質の代謝に優れたビタミンB2が豊富で、高タンパク低カロリー。さらに足が8本、旬は夏。そう、タコです。そのタコを気軽に食べられる「タコ焼き」店が、なぜかサブカルなエリアに多いんです。しかも専門店あり、飲みあり、アイデアものありとバリエーションも豊か。というわけで、噛むほどに口福になれるタコ焼き激戦区、まずは下北沢に潜入してみました。
【下北沢】専門店、テイクアウト、居酒屋と様々
名店復活!「たこ焼き専門店 大阪屋」
下北沢でタコ焼きといえば、小田急線そばで30年近く営業していたテイクアウト専門の『たこ焼専門店 大阪屋』。2016年に惜しまれつつも閉店したが、今年、近くに場所を移し復活! しかも干しエビが入って8個350円という高コスパはそのままに、他店と共同のイートインスペースも設置。往年のファンはもちろん、若い人たちにも人気の店となっている。
デートに◎「UBUTAKO SHIMOKITAZAWA」
その『大阪屋』からほど近くにある一番街商店街に面しているのが『UBUTAKO SHIMOKITAZAWA』だ。カウンター席がメインのバーでもある。こちらで食べられるのは、表面がカリッとして中はトロトロの大玉たこ焼きは定番の「元祖ソースたこ焼き」から、「キムチ&チーズたこ焼き」、「おろしネギぽん酢たこ焼き」など6種ほど。どれも美味(6個500円〜)。しかし、こちらで是非食べたいのは明石焼きからインスパイアされた“スープたこ焼き”だ。「イタリアントマト」、「トムヤムクン」、「キムチチゲ」、「グリーンカレー」のスープの中に、タコ焼きが鎮座(3個350円〜)。崩してスープと一緒に味わうもよし、タコ焼きとスープをそれぞれ楽しむもよし。もちろん豊富に揃うお酒と合わせて堪能するもよし。どれもめちゃウマ! ほかにカレーなどもあり、連日常連たちで賑わう楽しい店だ。デートにもいいかも。
お家でのんびり派なら「たこ焼き研究所」
一番街商店街にはもう一店舗、線路を背にして商店街を奥に進んだ所にテイクアウトがメインの『たこ焼き研究所』がある。コロコロと転がして焼き上げるたこ焼きは香ばしさ満点。「ふつう味」(ソース味)と「カレー味」(土・日限定)、「ミックス」の3種のみだが、6個330円〜というコスパもあって満足度は高い。またせんべいにたこ焼きを挟んだ「たこせん」(150円)があるもの、特に関西方面出身の人には懐かし旨し! 近くに来たら買って帰り、キーンと冷えたビールと楽しみたい。
居酒屋感覚で通いたい「TACOYA coco」
さて、ここまでの3店舗はすべて駅の北側。南口方面にもちゃんと美味なるたこ焼き店が存在します。
軒下にたこ焼きと酒の文字があしらわれた、黄色く大きな提灯がふたつ下がっている『TACOYA coco』がそれ。その文字に偽りはなく、「ねぎぶっかけ」や「ソースマヨ」といった定番から「めんたいマヨ」、田楽みそ味の「タコでんがな」(全て8個・500円)といったアイデアものまで。どれも大きめにカットされたタコがごろりと入り、表面は香ばしく中はふわりと柔らか。酒もビール(350円〜)、ワイン(グラス500円)、焼酎(グラス600円)、日本酒(1合400円)、さらに強炭酸ハイボール(400円〜)、サワー(400円〜)なども充実。好みのタコ焼きを熱々で頬張り、ハフハフしながら、キーンと冷えたビールを飲めば、あぁ幸せの時間。お好み焼き、鉄板焼き、一品メニューも多いので、居酒屋感覚で気軽に足を運びたい。
というわけで、バラエティ豊かなタコ焼き店がズラリと揃う下北沢。今度の週末に、一度ぶらりとタコ焼き散歩しに出かけてみませんか?