【商業施設レストラン 2】〜日本橋高島屋編〜

1933年に誕生し、今では百貨店の建物として日本初の重要文化財にも指定されている「日本橋高島屋」。2018年秋には新館と東館がオープンし、全4館からなる広大な都市型ショッピングセンター「日本橋高島屋 S.C.」として新たな歴史の一歩を踏み出しています。

 

本館には以前から和洋中の名店が立ち並んでいましたが、さらに新店が加わり、豊富すぎるほどにグルメの選択肢が広がりました! 「どこに行こうか迷ってしまう」とお困りの方に向けて、日本橋ならではの歴史ある名店に話題店を加えた、とっておき5店を教えちゃいましょう。

和牛✕雲丹のスペシャルコラボなら「加藤の肉丸 小川のうに丸 日本橋店」

写真:お店から

 

山形牛の伝道師として知られる「加藤牛肉店」3代目、加藤敦氏プロデュースの黒毛和牛料理をいただける大衆肉割烹「加藤の肉丸」。「牛生ハムのユッケ」1,300円(税抜)や「手ほぐしコンビーフサンドイッチ」1,300円(税抜)など、どれも魅力的なメニューばかりですが……。

 

写真:お店から

 

なんといってもスペシャルなのが「小川と加藤の雅巻き」2,500円(税抜)といった、隣接する北海炉端「小川のうに丸」とのコラボメニューです。

 

写真:お店から

 

贅沢に使用しているのは、北海道の名門「丸雅小川フーズ」から仕入れているトップブランドの雲丹。2店舗はつながっており、それぞれの料理を一度に楽しむことができます。「お肉か? それとも魚介か?」と迷っているなら、こちらがベストな選択ではないでしょうか。

和の繊細さと洋の豪快さが融合するグルメバーガー「ブラザーズ 日本橋店」

写真:お店から

 

オーストラリアの人気店「ARCHIE’S」で修行を積んだオーナーが、兄弟でスタートしたグルメバーガー専門店。以来20年近く、日本橋人形町にて愛され続け、ついに「日本橋高島屋」に進出!

 

写真:お店から

 

モットーは「つなぎ無しの牛肉100%パティなど素材を厳選する日本らしい繊細さに、欧米的な大胆さを融合し、豪快に作り上げる」。例えばベーコン、エッグ、チーズ、パイナップルを高々と重ねた「ロットバーガー」1,650円(税抜)は豪快さを感じる大迫力のヴィジュアルであり、また4種の味付けが選べるという細やかな配慮も感じるわけです。

 

写真:お店から

 

その他、90分飲み放題付きパーティープランが3,500円(税抜)から楽しめるなど、欧米的な太っ腹さを感じる価格設定も魅力。思いっきり飲みたいときや、お腹いっぱい食べたいときには、ぜひ「ブラザーズ 日本橋店」へどうぞ!

世界中が憧れる名店の技を受け継ぐ「すきやばし次郎 日本橋店」

出典:ysyukkeyさん

 

日本を代表する寿司屋「すきやばし次郎」。メニューはおまかせ3万円からで、オバマ大統領が訪れたことでも知られ、予約を取ることすら難しいというハードルの高さですが、暖簾分けされた日本橋店は全然そんなことはありません。

 

出典:satohideさん

 

握り7貫と鉄火巻きのセット「盛合わせ」が4,320円(税込)、さらに豪華な10貫セット「彩」でも5,400円(税込)と、カウンターでいただくお寿司にしてはリーズナブル。

 

出典:くにちゃん?さん

 

最もお手頃な「ちらし」は3,240円(税込)ながら、質も量も抜群です。長い間、本家で修行を積んだ折り紙つき。店主の腕前は、本格的な寿司を気軽に食べたいときには、ぜひ覗いてみてください。予約なしで入店できるかも!?

特別な日に相応しい洗練されたモダンフレンチ「SEPTIEME Brasserie & Bar」

写真:お店から

 

「SEPTIEME Brasserie & Bar(セッティエム ブラッスリー&バー)」は、表参道で人気のダイニングバー「TWO ROOMS GRILL|BAR(トゥールームス グリル バー)」の姉妹店。パリにある老舗ブラッスリーの雰囲気に、現代的なエッセンスを加えたような都会的空間が広がっています。

 

写真:お店から

 

真空調理で旨味を凝縮したランチメニュー「ブラックアンガス ハラミ ステーキ 150G」3,100円(前菜、食後のコーヒーor紅茶含む・税抜)など、伝統的なブラッスリーの料理に独自のエッセンスを加えるのはオーナーシェフのマシュー・クラブ氏。世界的な名門ホテルで総料理長を務めたこともあるクリエイティブな料理人です。

 

写真:お店から

 

「玄米茶 ネグローニ」1,600円(税抜)といったカクテルも、個性派から王道までバリエーション豊富。記念日を祝うのに丁度よい「スペシャルパッケージ ディナーコース & 90分プレミアム フリーフロー ドリンク」9,500円(お一人様/税サ込)もありますよ!

日本橋らしい心意気を感じる老舗のうな重を堪能「美國屋」

出典:ももこ8さん

 

1893年の創業以来、国産のなかでも最上級の素材を追い求め続けてきた、うな重の専門店。1尾ずつ丹念に焼き上げ、一子相伝という秘伝の辛口タレで、さっぱりと味付けています。

 

写真:お店から

 

玄米で仕入れ、使用のたびに自家製米するというお米は、蒲焼に合うよう宮城県産ササニシキと茨城県産コシヒカリを独自にブレンドしたもの。粋を尽くした「うな重・小」は3,300円(税込)、より大きなうなぎを使用した「うな重・中」 で3,800円(税込)。新香と肝吸が付き、ご飯の大盛りは無料です。

 

写真:お店から

 

さらに1日限定20食「美國屋のうな丼セット(新香・肝吸付き)」なら2,200円(税込)。年々うなぎの価格が高騰するなか、この立地でこの価格帯、なんて良心的なのでしょう。老舗の矜持を感じる「日本橋高島屋」らしいお店です。

誰かに話したくなる!気軽に行ける名店が勢揃い

「日本橋高島屋 S.C.」は食べて美味しいだけでなく、来店したこと自体が話のネタになりそうな、話題性の高い飲食店が盛りだくさん。どこへ行こうか迷ったときには、お腹と相談しながら、何軒かハシゴしても良いかもしれませんね。

 

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文:佐藤潮