〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
人形町 梅田(東京・人形町)
2026年2月3日、東京・人形町で長年愛されてきた老舗うなぎ専門店「人形町 梅田」が2代目白石圭吾氏から、3代目料理長に受け継がれリニューアルしました。新料理長の富田正藤氏は、銀座の「米村」をはじめ、ホテルニューオータニ東京「ほり川」、日本橋「稲ぎく きくもと」で料理長を歴任してきた和食料理人歴50年のベテランです。

先代から受け継がれた変わらぬ名物が、昔から“食べ合わせが悪い”と言われてきた「うなぎと梅干し」を合わせた「梅田丼」6,800円です。本来、うなぎと梅干は相性がよく、食べ過ぎてしまうことから要注意とされた組み合わせであり、江戸時代から粋人の間でひそやかに受け継がれてきた味でもあるそう。
同店で扱うのは、静岡や鹿児島など日本各地から厳選した、国産の大ぶりな旬の「青うなぎ」。これを「人形町 梅田」独自の“百手返し”という技術で地焼きにします。これは1,300℃を超える炭火の上でこまめに鰻を返し続け、皮と身の間の脂で鰻を焼いていく技法です。焼く際には、自家製の酒塩、だし醤油を刷毛で塗り重ね、香り高く深みのある味わいに仕上げています。

使用する梅干しは、先代の時代から付き合いのある群馬県から仕入れたもの。この梅干しを叩き、白米、ごま、万能ねぎ、海苔と一緒に敷き詰めた上に、うなぎを一尾約250グラムものせています。地焼きならではの皮目のパリッとした食感と肉厚なうなぎの身、梅干しの爽やかな酸味が見事に調和する唯一無二の味わい。和歌山県産のブレンド山椒や特製出汁醤油での味変もたまりません。ゴマやねぎ、海苔の香ばしさ、粒立ちの良い新潟県産コシヒカリに至るまで、先代が細かに調整し積み上げてきた妥協のない職人技が、この一杯に受け継がれています。

ふっくらとした食感がお好みの方には、蒸してから鰻を焼き上げる江戸前の「うな重御膳」もおすすめ。甘さ控えめの長年継ぎ足されてきたタレが、青うなぎの旨みを引き立てます。

山形県産の紅花で育てられた極上卵3個分を使い、鰻の蒲焼をたっぷりと半身使って巻き上げた「特上鰻巻」2,800円も食べ応え抜群。

そして出合えたらラッキーなのが、1日に10本ほどしか販売されない「特上きも焼き」です。フォアグラのように脂がのった、プリプリで新鮮な鰻の肝を1串に4〜6尾分使っています。酒塩をまとわせて炭火で焼き上げているため、香ばしい日本酒と炭の香りが鼻をくすぐる粋な一品で、ワサビを添えた塩かタレから選べます。
名物の鰻料理は先代の味を受け継ぎつつ、アラカルトやコースの一部に日本料理の技術が光る一品メニューが加わりました。ディナーには日本酒ペアリングを楽しめる「うなぎ尽くしのフルコース」14,300円も登場し、ますます目が離せません 。
※価格はすべて税込


