カレーマニア厳選。2018年のカレーを知りたきゃここに行くべし!な3店

昨年に続き、今年も新たに発表された「食べログ カレー 百名店 2018」。間借りカレーに、スパイスカレーなど、その人気とバリエーションは勢いを増すばかりの国民食の現在を知るべく、食べログマガジン執筆陣きってのカレーマニアであるあのお二人に、「食べログ カレー 百名店 2018」に選出されたカレー店の中から、今年注目のお店を教えてもらいました。

 

トップバッターは、モデル界を代表するカレーマニア・村田倫子さん。

村田倫子:1992年10月23日生まれ、千葉県出身のモデル。ファッション雑誌をはじめ、テレビ・ラジオ・広告・大型ファッションイベントへの出演など幅広く活動している。趣味であるカレー屋巡りのWEB連載企画「カレーときどき村田倫子」、当サイト連載「村田倫子の呑み屋パトロール」では自らコラムの執筆も行ない、ファッションだけにとどまらず、そのライフスタイルも注目を集めている。

現在のカレートレンドを知るためのキーワードは「スパイスカレー」

カレーは無限大。飽き性な私が、ここ何年もカレーという食べ物にぞっこんである理由はここにある。出会いは母の味。今となっては、ルウを使わず、多様なスパイスを掛け合わせたカレーに夢中である。

 

百名店のラインナップも、今勢いが止まらない「スパイスカレー」を掲げたお店が多い。インド、タイ、スリランカ、それらを掛け合わせた独自のオリジナル「俺系スタイル」……。絶妙なスパイス加減で全く違う表情を見せてくれるから、出会いの数だけドキッとしてしまうスパイスカレー。その中でも、今年私がハートをずきゅんと射抜かれたお店を紹介したいと思う。

今年オープン!既にカレーマニアの間で話題沸騰の新店「バンゲラズ キッチン」

今年オープンしたばかりにもかかわらず、今話題の人気店「バンゲラズ キッチン」。南インドのマンガロール地方の味を本格的に味わえるのは、日本ではここだけ!

 

 

オススメは、「フィッシュターリセット」2,685円(夜メニュー価格)。銀食器のプレートに、メインの魚のカレー、カサゴのフライや、タマリンドとスパイスで煮込んだサンバル、サールというマンガロールスタイルのスープカレーがぐるりと並ぶ。現地のブラウンライス(日本で味わえるのはかなりレア)との相性も抜群。本場の香り高いスパイスのハーモニーに、一度訪れると病みつきに。

 

 

竹の容器で運ばれてくる「フィッシュビリヤニ」1,600円(夜メニュー価格)も絶品なので、お店に行く際には是非。

2018年も行列は絶えず。とにかく美味しい!「SPICY CURRY 魯珈」

やはり外せないのは「SPICY CURRY 魯珈(ろか)」。とにかく美味しい!と噂が絶えず、お店には日々長蛇の列が……。

 

 

南インドと台湾の最強コンボが叶った「ろかプレート」950円。中華のスパイス香る甘い魯肉飯と、スパイシーなカレーの甘辛無限ループ。周りに添えられた玉ねぎのアチャール、マスタードオイルで炒めた高菜、サラダのシャキッとしたアクセント。

 

 

味覚、食感、ビジュアル、すべて完璧に計算され尽くした一皿は、多くの人が心を奪われている(私もその一人)。遊び心とセンスが光る、週替わりの限定カレーも見逃せない。

スパイスカレーの聖地・大阪で絶対食べるべき“スリ飯”「ロッダグループ」

スパイスカレーの時代を先導した、聖地・大阪。カレー好きの知り合いから、「絶対に行くべき!」と、太鼓判を押されて遥々足を運んだ「ロッダグループ」。

 

 

人気のスリ飯「ギャミラサ」1,200円〜は定番のチキン、牛肉から、シカ、イノシシなどのジビエまで選べる。

 

 

本場のスパイス使い、スリランカ人シェフの確かな腕。混ざれば混ざるほど美味しくて、スプーンを運ぶ手が止まらない。

 

スリランカを訪れた際、現地で味わった時の記憶がビビビッと覚醒された。

※価格は全て税抜き。

 

文:村田倫子