〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

ハルダモンカレー(東京・代々木上原)

左手建物の階段から地下へ 出典:みっきー0141さん

2025年6月20日、食べログ カレー TOKYO 百名店に選出された代々木上原の「ハルダモンカレー」が、同駅北口から徒歩約3分の「ムジナ・バー」内に移転しました。11:30〜15:30(ラストオーダー15:00)の昼間のみ間借り営業を行っています。

ラーメン王に俺はなる
テーブル席   出典:ラーメン王に俺はなるさん

移転先は、店主がプライベートで通っていたお気に入りのバー。移転前に抱えていた課題点をクリアでき、テーブル席があることや夏は涼しく冬は暖かい地下のお店であることが決め手となったそう。昼間でもほの暗い店内は、アンティークな内装も相まって雰囲気抜群です。

入り口 出典:CAP10KZさん

店主であり画家の柳瀬謙作氏(通称ハルさん)は、喫茶店を営む両親のもと、幼い頃から洋食とコーヒーに囲まれて育ち、20代から絵を描きながらエンタメ業や飲食業に従事していたそう。

魚介系の居酒屋で店長を務めていた際、魚のアラと魚介の出汁でカレーを作ったことがきっかけとなり、2019年4月代々木上原のダイニングバー「collect」内に間借り営業のお店「ハルダモンカレー」をオープン。“趣味の一環だった”というカレー作りを独学でひたすら研究し続けた結果、店を出すまでに至ったのだとか。オープン後は瞬く間に口コミが広がり、行列ができる人気店に。その実力は、2023年、2024年の食べログ カレー TOKYO 百名店に選出されていることからも明らかです。

数種の出汁とスパイスを調合 出典:あるぱかーんさん

数種類の出汁とスパイスが絶妙に絡み合う週替わりのカレーは、季節や気温に応じて柳瀬氏がフィーリングで作り出すものばかり。グルテンフリーや低GI、化学調味料不使用といった身体に優しいカレー作りをコンセプトに、材料をふんだんに使って旨みを凝縮させています。

小麦粉を使わず、油分の少ないカレーは、消化によく、満腹になっても眠くなりにくいのが特徴。こちらのカレーを食べた翌日は“体調がよい”という食べログの口コミも。

自称カレー王
あいがけ3種+ドクター納豆+辛いペースト   出典:自称カレー王さん

おすすめは「3種全がけトッピングドクター納豆」(3種全がけ1,850円、ドクター納豆250円)。毎週内容が変わる3種類のカレーは、レパートリーがありすぎて“一期一会カレー”とも言われるほど。来訪の際、どれにしようか悩んでしまうなら、思い切って全がけを選びましょう。

アレンジを楽しめるトッピングメニューもチェック必須です。身体によい薬味たっぷりの納豆は、驚くほどカレーにマッチ。辛いものが好きな方には、とびきり辛いトッピングの用意もあります。ご飯は通常200gですが、小盛り140gから大盛り300gまで5段階の量から選べます。

チャイ 出典:如月 来夏さん

ロイヤルミルクティーのように濃厚で香り豊かなオリジナルチャイ(ホット250円〜、コールド300円〜)もおすすめです。

ゆっきょし
カウンター席   出典:ゆっきょしさん

座席はカウンターとテーブル合わせて16席。目黒の「ケラク」や中野坂上の「フィフティー」など、人気カレー店の監修も手がける柳瀬氏による、唯一無二の創作スパイスカレーを味わいに行ってみませんか。身体がきっと喜ぶはず。

食べログレビュアーのコメント

ごっぴごっぴ
アチャールも秀逸!   出典:ごっぴごっぴさん

『見た目も味も最高です!
バスマティライスの美味さに感心しつつ、それぞれのカレーを一回り食べました。
どれも美味しいけれど、スパイシー牡蠣カレー、クリーミーコルマキーマ、チキンカレーの順かな。
チキンカレーは追加した温玉と一緒に食べると美味さアップしました。
副菜も秀逸。
お値段以上の満足感が得られます。
あ〜旨いカレーを喰ったなぁ〜
みたいな感じで退店です』(ごっぴごっぴさん)

如月 来夏
3種のあいがけプレート   出典:如月 来夏さん

『カトリに入ったチキンはやや攻めた辛さで汗腺を刺激してくる。
鴨で出汁をひいたポークカレーの海にバスマティライスを沈める。
極めつけは生のカツオをトッピングしたグリーンカレー。生臭さなど皆無で、カレーというよりまったく新しい未知のジャンルの食べ物かと思ったくらい。

ちょこっとアチャールも嬉しいし、何よりバスマティライスからほんのりココナッツの香りがするのがたまらない。
中華丼みたいにちょこんと乗ったうずらの玉子がキュート。メニューに載ってないムング豆のダルがおまけ程度によそわれているのもポイント。

これらが食べ進めていくうちに混ざり合い、甘酸辛苦渋の五味を楽しめるのも計算済み。
それもこれも、店主が数々の飲食店を渡り歩いて培った経験とセンスと探究心の賜物。メニューのト書きを読みつつ、カレーを食べて答え合わせをしていくプロセスも楽しい』(如月 来夏さん)

※価格は税込

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

文:斎藤亜希