〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
銀座焼肉 Salon de AgingBeef(東京・銀座)
2019年に黒毛和牛の熟成肉を専門で扱う焼肉店としてオープンし「食べログ 焼肉 TOKYO 百名店」にも選ばれた「Salon de AgingBeef(サロン ド エイジングビーフ)」。2025年5月9日、銀座エリア内での店舗移転に伴い、リニューアルオープンを遂げました。

新店で味わえるのが、熟成米沢牛。人形町で精肉卸とすき焼き割烹を営む「日山」から仕入れる米沢牛に、3週間ほどドライエイジングを施しています。

コースは9,460~23,100円の5種類を展開。熟成米沢牛を使った新感覚の料理が、複数盛り込まれています。例えば焼肉店定番のユッケは、熟成米沢牛を薄い真昆布で包み上げており、テーブルで鰹だしを注ぎ、軽く混ぜ合わせて食べるスタイル。ミョウガや万能ネギ、ゴマなどの薬味がさわやかで、奥久慈卵の卵黄のまろやかさと真昆布や鰹だしの風味が熟成米沢牛のうまみを後押ししてくれます。

しゃぶしゃぶは、コーヒーサイフォンで抽出したアツアツの一番だしを、スライスした熟成米沢牛に回しかけていただく、ライブ感あふれるプレゼンテーションが見ものです。2種類の厚削り鰹節に、北海道産羅臼昆布、吟醸酒の昆布水が凝縮された一番だしの芯のあるうまみに、京ネギ、みつば、染めおろしの清涼感が熟成米沢牛の上質な味わいを引き立てます。

すき焼きの割り下にも工夫が。熟成米沢牛ロースのとろける口溶けに寄り添うよう、卵黄と卵白それぞれ泡立ててから一緒にすることで、エアリーな割り下に仕上げられています。
熟成米沢牛のめくるめく魅力を、さまざまな角度から提案する「銀座焼肉 Salon de AgingBeef」。専任の焼き手がテーブルにつき、適切な火入れを施してくれるほか、ブース席や個室も豊富なので、特別な日や接待で重宝しそうな1軒です。
※価格はすべて税込、サービス料別