〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

FIOCCO(東京・保谷)

生パスタ”ビゴリ”のボロネーゼ 写真:お店から

2025年1月、保谷駅から徒歩1分ほどの場所に、イタリアの伝統の郷土料理や生パスタ、ナチュラルワインを楽しめる「FIOCCO」がオープンしました。シェフの新中 隆太氏は、「ピッツェリア マルデナポリ」にてナポリピッツァを学び、その後亀戸「イタリア食堂トルッキオ」にてイタリア伝統の郷土料理や生パスタを重点的に修行。そして岩本町駅の生パスタを主体としたコース料理が定評の「fileja」にてスーシェフとして研鑽を積みました。

思わず足を止め入店したくなる温かみのある店舗 写真:お店から

店内は、ライトグレーの壁紙に明るい木のカウンターがあり、シックながら温かみのある雰囲気です。コンパクトで落ち着きのある空間には、カウンター8席と4名用のテーブルが1卓あります。

バッカラマンテカート-塩鱈のペーストとポレンタ 写真:お店から

おすすめの前菜「バッカラマンテカート-塩鱈のペーストとポレンタ」660円は、ヴェネツィア伝統の郷土料理で、塩鱈をミルクと一緒に煮込んだ後、オリーブオイルを加えてフワフワになるまでペースト状に仕上げています。ポレンタはとうもろこし粉を練りこんだ料理で、表面はカリッとソテーして中はフワトロ食感。塩鱈のクリーミーなペーストと素朴な味わいのポレンタは、相性抜群です。

出来立ての生パスタ”ビゴリ” 写真:お店から

看板メニューの「ビゴリペスカトーラ」2,000円は、ゲストの目の前で作る出来立ての生パスタ“ビゴリ”を使い、海の幸を凝縮させたペスカトーラソースで味わう一皿。北イタリア・ヴェネト州の伝統的なパスタ“ビゴリ”は、トルキオと呼ばれる道具でパスタを絞り出して作ります。弾力があり、ザラザラとした粗い表面が特徴的で、ソースがしっかり絡みます。作りたての生パスタのモチモチとした食感と濃厚なソースのおいしさを堪能できます。生パスタは予約が必要です。

カルボナーラ 写真:お店から

他にもカンパニア州発祥のショートパスタ“パッケリ”を使った「カルボナーラ」1,800円や、プーリア州発祥のショートパスタ“ルマーケ”を使った「北海アサリと加藤トマトファームフルティカトマトのマッキャートソース」など、こだわりの手打ちパスタを用意しています。

スパゲティディアボラ 写真:お店から

ランチは前菜盛り合わせにフォカッチャ、パスタ、ドルチェ、カフェの「PRANZO A」1,800円と、「PRANZO A」にアミューズとメイン料理が付いたボリューム満点の「PRANZO B」2,500円の2種類。パスタとメインは日替わりから選び、パスタとドルチェは週替わりです。定番のパスタ「スパゲティディアボラ」は、トマトの酸味とバジルの風味が良い激辛ソースがクセになる一品。

厳選されたナチュラルワイン 写真:お店から

ワインは岡山県にあるワインショップ「slowcave」よりおすすめのワインを送ってもらっているそう。イタリアだけでなく、フランスをはじめとするヨーロッパ、ニューワールドなど幅広い地域の厳選されたナチュラルワインを提供します。グラスは赤白4種類ずつ常時用意していて、料理に合わせて色々なワインを楽しめます。

ホッとする空間で、カジュアルにおいしい手打ちパスタを味わえる「FIOCCO」。地元で長く愛されるお店になりそうな、素敵な新店です。

食べログレビュアーのコメント

ジャガイモのニョッキ・ゴルゴンゾーラソース 写真:お店から

『保谷に待望のイタリアンのお店
早速予約して夫婦で行ってきました。
若いオーナーシェフに笑顔でお迎えいただき、前菜に切り立ての生ハムや、地元のフレッシュトマトすべての料理が丁寧に作られていて、感動でした。中でも、牛タンの赤ワイン煮とゴルゴンゾーラのニョッキは最高ジェノベーゼのパスタも美味しかったです。ありがとうございました』(9b9fe189028さん)

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キタッラアマトリチャーナ   出典:mmmk006さん

『毎回直前に麺を作るという、生パスタビゴリがとても美味しかったです。シェフ厳選のウイスキーやアマレットも美味しく、お酒も楽しめるお店でした。また利用したいです』(mmmk006さん)

※価格は税込。

食べログマガジンで紹介したお店を動画で配信中!
https://www.instagram.com/tabelog/

文:佐藤明日香