〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
京町堀 なかむら(大阪・肥後橋)
2024年6月17日「京町堀 なかむら」が大阪・京町堀にオープンしました。「食べログ とんかつ 百名店」にも選ばれている「とんかつ中村」による新業態で、完全予約制のとんかつコース専門店です。
「とんかつ中村」は2016年のオープン以来、林SPF、愛媛甘とろ豚、岩中豚、TOKYO Xといった銘柄豚にこだわったとんかつを提供。低温調理で軟らかく、ジューシーに仕上げたとんかつが絶品と、遠方からわざわざ訪れる人も絶えない人気店となりました。
独学でとんかつを学んだ店主、中村智治さんはとにかく研究熱心。その中村さんの新たな挑戦が「京町堀 なかむら」です。
「京町堀 なかむら」はOsaka Metro 肥後橋駅から徒歩7分。大通りから一本入った、マンションやビルが立ち並ぶ静かなエリアにあります。店名のロゴは店主同郷の書家に依頼し、何度も設計変更を重ねたこだわりの店舗は、すっきりとした端正な外観が印象的です。凛とした店構えにどんなとんかつが味わえるのかと胸がときめきます。
席はカウンターのみの12席。席間もゆったりとしており、落ち着いて料理をいただける雰囲気があります。
最初にその日に使用する豚の説明があり、コースがスタート。とんかつはアツアツ揚げたてのみを楽しめるように2貫ずつ供されます。
銘柄豚はその日一番おいしい状態のもの。ヒレ、ロース、希少部位ごとに異なる銘柄を使用。脂の甘さ、さっぱり加減、肉質の軟らかさなど各銘柄豚の違いを食べ比べて楽しむことができます。肉と衣が隙間なく一体化しているとんかつを“大阪とんかつ”というそうですが、まさにその極意を堪能できます。
コースにはサラダと豚汁が付き、最後の〆を「なかむら特製かつ玉丼」か「醤油しらす丼」から選べます。「醤油しらす丼」は、今回のコース仕立てのとんかつを提案したという大阪の名店「とんかつ 乃ぐち」の醤油かつ丼を同店風にアレンジしたもの。隠し味に梅こんぶを合わせたうまみたっぷりのあっさり味の丼です。
8月からは夜のコース(7,700円)もスタート。八寸や、野菜と魚介のカツの他、名物のヒレカツサンドも付いたファンならぜひ堪能したい内容になっています。
月1回の予約受付日は、すぐに1カ月の予約が埋まる人気ぶり。“大阪でとんかつを食べるのならここ”と全国からファンが訪れる店になりそうです。
食べログレビュアーのコメント
『千林商店街のとんかつ中村さんの新形態
とんかつが大好きだが新店巡りは否定的
そんな自分がオープン前から楽しみに
低温ラード・高温ラードの二層揚げをするが
一層目低温で剥がれ落ちるパン粉の量が凄い
とんかつでこんな揚げ方を提供する技術を
持ち合わせているお店は中村さんだけかも
厚めのパン粉は提供時には解れて細かい目に
油っぽさを全て落とした仕上がり!!
とんかつの奥深さを中村さんの技術で改めて知る
とんかつにも色んな調理手法がありますが
この揚げ方は唯一無二かと思いますよ!!』(ぎんじろう☆彡さん)
『5銘柄,5部位のとんかつを計8貫頂きました
なかむらさんが究極のとんかつを揚げるためにこだわった設備がとにかく凄い……
保温機が2つもあり,2つめではパン粉にとんかつの油を吸わせているとのこと
そのためか仕上がったとんかつは全て衣がサクサクと軽やか、にも関わらず中のお肉は瑞々しく水分量がすごい
この内外のコントラストが凄すぎて終始感動
もちろん使用している銘柄豚も素晴らしいものばかりで余韻に浸りっぱなしの美味しさ
〆は玉子のカツ丼かシラスカツ丼が選べて今回は玉子カツ丼をチョイス
かなりのボリューム有り,この立地この内容で4600円は大丈夫なのかと逆に心配になりました
とんかつ好きにはもちろん,とんかつに4-5000円は高いな〜と思う方にも是非とも一度味わってみて欲しいです
これからも継続的に通わせてもらいたいお店です』(reipon0217さん)
※価格はすべて税込。