〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
GRIN(東京・新宿御苑前)
2024年6月、新宿御苑前駅から徒歩1分ほどの場所に、日本の食材を使った自然の味わいを楽しめるイタリアン「GRIN(グリン)」がオープンしました。手掛けるのは、設計事務所としてスタートし、さまざまなレストランやカフェ、アパレルブランドの空間をデザインしてきた「SAWS inc. 」。「食べログ ピザ 百名店」にも選出され、2023年に惜しまれつつ閉店した軽井沢の名店「エンボカ」と出会い、独創的なピザのレシピを継承してもらえることとなり、開店する決心をしたそうです。
店を手掛ける設計事務所「SAWS inc.」は、本年で設立10年目の節目を迎えます。10年の節目の年に新規事業として飲食業をスタートたそうです。(オーナーは紙本洋輔氏)
「昔から新宿御苑の豊かな緑道が好きだったので、この物件が出てきた時は迷わず出店を決意しました」と紙本さん。今後はさまざまな業態の自社店舗を近隣に展開し、同店と周りの仲間のお店が中心になって、新宿御苑エリアを盛り上げていければと考えているそうです。
店舗のインテリアデザインは「ミッドセンチュリー」をテーマに不要なデザインや機能を排除した、シンプルでモダンな雰囲気です。また、今まで培ってきた経験や知識と繋がりから、資材も廃棄になる材料を集め使用したり、古い家具をそろえたりと、環境にも配慮されています。全体的に木材をメイン素材に使用し、シンプルな配色で構成したナチュラルな空間となっています。
客席はライブ感を楽しめるカウンター11席、グループで使いやすいテーブル18席や個室(10名用)、愛犬同伴OKのテラス席8席があり、さまざまなシーンに対応可能。目の前にある新宿御苑の緑を取り込んだ一体感のある大きな開口部によって店内にも開放感が広がっています。
看板メニューは「エンボカ」のレシピから継承されたピザは「オクラ(味噌・青唐辛子・国産モッツアレラ)」2,800円や、「れんこん(バジルソース・松の実・パルミジャーノチーズ)」2,800円、「とうもろこし(コーンソース・パルミジャーノ・国産モッツアレラ)」2,800円、「マルゲリータ(トマトソース・国産モッツアレラ・バジル)」2,200円など窯で焼いた季節野菜を中心に使っています。おいしさはもちろん、独創的なトッピングとビジュアルで見た目でも楽しむことができます。
他にも、埼玉県坂戸市の添加物・化学調味料を一切使わない生ハム工房「セラーノ」の無添加生ハムを使った「セラーノの無添加 生ハムといちじく」1,600円や、「いちじくと鹿児島コトブキ リコッタチーズのグリーンサラダ」1,600円、「ヤリイカフリット」1,200円、「新潟もち豚の自家製サルシッチャ」2,200円、「季節の窯焼き野菜盛り合わせ」2,800円など、有機栽培の農家から仕入れたこだわりの野菜をふんだんに使用した前菜や窯焼きなどのオリジナル料理も豊富にそろっています。
季節ごとに使用するフルーツが変わり、ジューシーさが絶妙なバランスでクセになる「デザートピザ」2,500円も見逃せません。
ドリンクは、ナチュラルワインや国内クラフトビールなどを食事に合わせて提案。 新宿ゴールデン街にあるレモンサワーの火付け役となった「The OPEN BOOK」でオリジナルレモンチェロのリキュールを開発し、ソーダと合わせた「OPEN BOOK レモンチェロソーダ」900円などここでしか飲めない商品が楽しめます。
ピザに使用しているお皿には、沖縄県在住の作家・紺野 乃芙子氏の作品を使用している他、徳島県鳴門の作家・矢野 耕市郎氏のお皿や、益子の中園晋作氏のお皿などを起用。食材やお皿のひとつひとつにまでゲストに楽しんでいただきたいと考え細部にまでこだわったそうです。
現在はディナーのみの営業ですが、8月以降はランチ営業も予定しているそうでそちらも楽しみですね。新宿御苑の緑に癒やされながら、季節ごとの自然のおいしさを堪能しに出かけてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『ピザは野菜たっぷりで絶品!
ピザを中心として他の料理も充実。
デザートは今流行りのしっかり硬めのバニラビーンズ香るプリンとヴィーガンアイス、どちらも美味しかった
お店の方の接客も大変気持ちよかったです』(ya_sa556さん)
※価格はすべて税込。