〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。
trattoria GALLIANO(東京・麻布十番)
2024年3月15日「trattoria GALLIANO(トラットリア ガリアーノ)」が麻布十番駅から徒歩1分の場所にオープンしました。シェフは伝説の老舗イタリアン「コルシカ」でスーシェフとして活躍したキャリアの持ち主です。
まだパスタという言葉が広く知られていなかった1970年に恵比寿に誕生したイタリア料理店「コルシカ」。本格的なイタリア料理をベースに日本人の口に合う“洋食的な”アレンジをした料理は「コルシカ」でしか味わえないと多くのファンから愛されてきました。「trattoria GALLIANO」のオーナーシェフの川端 京太さんは、この「コルシカ」で10年修業し、スーシェフのポジションで店の味を支えてきた料理人の一人です。
「コルシカ」閉店後は、常連客からのリクエストに応えて、出張料理人として活躍。その活躍ぶりはさまざまなメディアでも紹介されました。その後、北青山のレストラン「Queency」で腕を振るった後、満を持して独立し「trattoria GALLIANO」をオープンします。
麻布十番駅すぐ近くのビル3階にある店舗は、カウンター席、テーブル席、完全個室、テラス席と計37席。さまざまなスタイルの席があるので、お一人様からデート、グループの会食、仕事の接待まで多様なシーンで活躍できそうです。内装を国内外のレストランやショップのデザインを手掛けている袴田 広基氏が担当。ガラスと打ち放しコンクリートの無機質な素材に印象的な床のタイルや、温かみのある家具を合わせた空間がシックな大人にぴったりで、気分が上がります。気候のいい季節なら、テラス席でくつろぐのもいいですね。
いただけるメニューは、シェフが一から丁寧に手作りしたソースやブイヨンで、厳選した旬の素材の旨みを引き出したものばかり。シェフのおすすめは、パスタ「ズワイガニのアラビアータ」。タラバガニの旨みいっぱいのソースで食べるパスタは思わず顔がほころぶおいしさです。
「コルシカ」の味といえば、ベシャメルソースが絶品の「ライスグラタン」を思い出すという人も多いのでは。「trattoria GALLIANO」でもクリーミーなソースとスパイシーなカレーのコントラストがたまらない「カレードリア」などシェフ手作りのベシャメルソースを活かした料理をいただくことができます。
名店の味の系譜を継ぎ、さらに新しい時代の風を感じさせる川端シェフが作る一品を味わいに、出かけてみてはどうでしょう。
※価格はすべて税込。