僕のスペシャリテ!!! 名店の味を再現したミルフィーユ

「苺のミルフィーユ」1,650円

同店のスイーツはどれを食べても絶品。その中でも僕が一番におすすめするのは「苺のミルフィーユ」1,650円。
たっぷりの苺をコアントローの香りが漂う上品なカスタードクリームとサクサクのパイ生地でサンドした、僕の中では最強のミルフィーユです。

こちらのミルフィーユは、2015年に惜しまれつつ閉店した、老舗のフランス料理店「銀座マキシム・ド・パリ」の大人気メニューで、同店では「マキシム・ド・パリ」の元総支配人と初代パティシエ監修のもと、当時の味を完全再現しています。

パイ生地の間には苺がたっぷり

サクサクのパイ生地にカスタードクリーム、そして甘酸っぱい苺。この3つが織りなすハーモニーは、一度食べると忘れられないおいしさ。ローストしたナッツの香ばしさとコクのある生クリームが、ミルフィーユのおいしさをさらに引き立てています。焼き上がったパイ生地にはカカオバターをコーティングして香りをプラス。また苺にはキルシュでナパージュして艶を出すなど随所にこだわりも。そんな手間暇かけて作る「苺のミルフィーユ」は、まさにプレミアムなおいしさです。

ちなみに「苺のミルフィーユ」はテイクアウトも可能。ハーフサイズ(約8×11×12cm)3,500円とフルサイズ(約16×11×12cm)7,000円の2種類が用意されていて、1日20台限定。日によっては早い時間帯に売り切れてしまうため、事前予約がおすすめです。

スイーツもセイボリーも絶品! スペシャリテ「アフタヌーンティー」

「White Afternoon Tea ~サンタクロースヴィレッジ~」1名5,720円

季節ごとにメニューが変わる同店のアフタヌーンティー。12月31日までは「White Afternoon Tea ~サンタクロースヴィレッジ~」1名5,720円をテーマにしたアフタヌーンティーを用意。白を基調とした3段式のティースタンドには、9種のスイーツと3種のセイボリーが並び、クリスマスらしい幻想的でメルヘンな世界観を表現しています。
そして「苺のミルフィーユ(ハーフサイズ)」付き! いいとこ取りのアフタヌーンティーですね。

スイーツは「白いブッシュ・ド・ノエル ~かまくら~」や「杏仁とオーギョーチーのヴェリーヌ ~スノードーム~」「ピスタチオのモンブラン ~クリスマスツリー~」など、どれもクリスマスらしさにあふれたものばかり。上品さの中にも遊び心あふれるスイーツは、これから迎えるクリスマス気分をさらに盛り上げてくれます。セイボリーには、鴨やサーモン、ローストビーフなどを加え、カジュアルながらも高級感のある作りに仕上げています。

アフタヌーンティーと一緒に楽しめるのが、世界屈指のラグジュアリーティーブランド「TWG」の紅茶を含む、18種類のドリンク。一度にこれだけのドリンクを楽しめるのはアフタヌーンティーならでは。スイーツとセイボリーに合わせて、紅茶とのマリアージュを楽しんでみてください。

新しいアイディアでアフタヌーンティーを作り続けていきたい

「今は“ヌン活”という言葉がある通り、いろんなお店でアフタヌーンティーを提供しています。他のお店と競うばかりではなく、新しいアイディアで『THE GRAND LOUNGE』らしいスイーツを作っていきたいです。これまで使ったことがない素材も取り入れて、もちろん味は第一優先。見栄えだけにこだわらず、味と食感を大事においしいと思えるスイーツを今後も作っていきたいですね」。最後にそう話してくれた滝田氏。新作アフタヌーンティーを心待ちにしているファンは、きっと喜ぶはずです。

作り手の思いが詰まった「THE GRAND LOUNGE」のスイーツ。今後も注目していきたいお店です。

※ミルフィーユは平日のみ要予約
※価格はすべて税・サービス料込

文:はなとも、食べログマガジン編集部 撮影:ジェイムス・オザワ