〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
和牛・焼肉・ホルモン 三吉 本店(京都・烏丸御池)
京都の路地裏にたたずむ昭和そのものの店構えの焼肉店「三吉(さんきち)」。惜しまれながら、2020年2月末に閉店しましたが、その味を引き継いだ店「和牛・焼肉・ホルモン 三吉 本店」が2023年10月8日、烏丸御池にオープンしました。
「三吉」は60年の歴史がある老舗焼肉店。四条河原町近く、大通りを一本入った路地裏に店がありました。リーズナブルな価格でおいしい肉が食べられるとあって、連日満員の大盛況。けれど、店主が高齢ということもあり閉店。そこで「三吉」の常連だった現店主が、あの味を途絶えさせてはいけない、と決意。祇園の人気焼肉店で1年間修業した後、関係者の承諾を得て、店名を引き継ぎ、見事に伝統の味を復活させました。
場所は四条から少し離れた烏丸御池、オフィス街のビルの地下1階。肉を焼く煙が立ち込め、年季の入ったカウンターや小上がりの座敷といった昭和レトロな前店舗とは変わり、無煙ロースターを導入し、大正ロマンを感じさせるようなインテリアの店内になっています。昔懐かしい京都の雰囲気の中でゆったりと料理を楽しめます。
「三吉」といえば、トロミがある醤油ベースの自家製タレ。ロースターで焼いた熱々の肉に青ネギたっぷりのタレをつけていただくのが名物です。肉の余計な脂を中和させ、おいしさを引き立てるというタレを再び楽しめるのはうれしいですね。
イチオシのメニューは「ザブトン」。ザブトンとは、肩ロースのあばら骨側にあり、サシがしっかりと入った、とろけるような食感が特徴の部位。同店では熊本産和牛を使用。あまりのおいしさにおかわりする人も多いのだそう。
前店舗で人気だった「三吉きゅうり」も健在。きゅうりのポリポリした食感も楽しく、うまみたっぷりのタレでお酒が進む味わいです。
店のレジ上には、ススで真っ黒になった招き猫とそろばんが置かれています。これは前店舗から受け継いだもので、現店主の「三吉」という店名への思いが感じられます。蘇った伝説の味を楽しみに、出かけてみてはいかがでしょうか。
食べログレビュアーのコメント
『裏寺の三吉が復活。
知り合いに連れてってもらい懐かしいトロトロのタレときゅうりが最高やった。
ひもと国産ハラミが旨い!
和牛頼んだんでそこそこの値段なったけどホルモンだけなら安くでいけそう』(よこやまたかし2さん)