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【第3週のカレーとスパイス】見て美しく、食べておいしい。京都にプレートメインの注目のカレー店がオープン「Curry DAVA(カレー ダバ)」
京都に新たな注目店が誕生しました。その名は「Curry DAVA」。
京都らしく和を感じさせる古民家をおしゃれに改装したお店。
入り口で注文し、食べ終わったら返却台へ持って行く半セルフサービス式です。
こちらは大阪の名店「curry bar nidomi」で長年働いていた方が独立して出したお店なのですが、nidomiよりもっとインド料理に寄せた形のプレートがメイン。随時入れ替わる「本日のカレー」1,500円(内容によって価格変動あり)に加え「キッズカレー」600円として子供用に辛さ控えめのバターチキンカレーもあります。
この日のカレーはケララチキンカレーとポークララ、ダルにさまざまな副菜とバスマティライスという内容。こちらにオプションで「イカのロースト」200円も加えてオーダーしました。
配膳されて思わず声が上がりました。美しいのです。料理の美しさはもちろんテーブルの色味も綺麗で、それが合わさると何とも絢爛豪華であり、それでいてゴテゴテとしているわけではなく芸術作品を鑑賞しているような気持ちになります。食べるのがもったいないくらいですが食べないのはもっともったいないのでしっかりと目に焼き付けて食べましょう。
ケララチキンは南インド料理、ララは北インド料理ですが、ポークを使っているのがオリジナル。副菜にワダもついてくるのですが、南北どちらというわけではなく、さまざまなインド料理を、シェフのセンスを通して仕上げたものが組み合わさっているという印象。
味も上品でたおやか。基本的に優しいテイストなのですが要所要所で芯の強さを感じるような。華やかな副菜とカレーを合わせるとおいしさの掛け算も生まれ、ミールスというわけではないのですがミールスを食べたような満足感を得ることができます。
あまりにおいしかったので、ダメ元でキッズカレーをお願いしてみたところ、既に基本のワンプレートを食べている上での追加ならということで特別に作ってくれました(本来は子供限定メニューです)。
こちらもまた優しいおいしさ。甘やかでありながらスッキリとしていて、カスリメティの香りがしっかり鼻に抜けます。キッズメニューらしく小さなゼリーがついてくるのもうれしいですね。
一人で行くも良し、家族で行くも良し、デートにも使える雰囲気でさまざまなニーズに対応してくれるお店です。大阪は創作カレーが人気なのに対して京都はどちらかと言うと本格的な現地料理の方が好まれるという印象がありますが、Curry DAVAはそのちょうど中間。
既に京都の街並みにも溶け込んでおり、これから多くの方の味覚と視覚に感動を与えていくのだろうなと、明るい未来が見えました。