〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。

チャモロ(東京・恵比寿)

2023年8月、恵比寿駅から徒歩3分ほどの場所で創業50年、「食べログ 洋食 百名店」にも選出された洋食店「チャモロ」が、リニューアルオープンしました。1973年に開店した同店は、夫婦2人で続けていたレストラン。50周年の節目に、料理担当のご主人が足を悪くしてしまい、営業ができない状況になってしまったそうです。「チャモロ」と同ビルの1階でナチュラルワインビストロ「Flamingo」や姉妹店「co.flamingo」を営業している現店主が、半年も休業しているのが心配になり、声を掛けたところ、お店をどうすべきかと悩まれていることを知ります。

初代からのかわいらしいロゴ

日々行列のできる老舗の閉店の危機ということで、その歴史を50年で途絶えさせたくないと模索。レシピを継承して、今後さらに50年と続け100年目を迎えられるよう尽力したいと提案したところ、とても喜んでくれ、リニューアルオープンすることになったそうです。恵比寿という歴史ある食の街で、50年間続いたレストランを大切に思い、移転はせず同じ場所で営業再開を決めたとのこと。店内は、初代夫婦から継承してのリニューアルオープンということを知ってもらうため、歴史ある洋食レストランらしい温かい空間の中に「Flamingoっぽさ」をプラス。客席は16席です。

やわらか厚切り牛タンオムライス(数量限定)1,900円

一番人気のメニューは「やわらか厚切り牛タンオムライス」1,900円。8時間かけ、丸ごとの牛タンをトロトロになるまでゆっくり柔らかく煮込んでいます。

秘伝のレシピで炊き上げたスパイシーでコクのあるペッパーバターライス、50年の歴史あるレシピのデミグラスソース、厳選された茨城県産の「奥久慈卵」のコクと香り、すべてのバランスが整った、老若男女問わず幅広い層に愛されるオムライスです。

奥久慈卵。黄身の香りが濃厚な卵です

「ゴロゴロ牛タン煮込みシチューオムライス」1,500円もおすすめで、名物の厚切り牛タンを成形する際にカットした部分をサイコロ状にして、厚切り牛タンと一緒に柔らかく煮込み、タンシチューオムライスとして楽しめる一品。タン先とタン下がメインの部位になっていて、2種類の食感がたまらないタンシチューです。そのほか「シンプルなデミグラスソースオムライス」1,000円や「6種きのこのオムライス」1,300円、「ハンバーグステーキオムライス」1,500円などもあり、オムライス好きにはたまらないラインアップ。

6種きのこのオムライス 1,300円 

現在店舗継承のためのクラウドファンディングも行っているそうなので、気になる方はチェックしてみてください(※期間限定のため、終了している可能性もあります)。
現在は12時オープンの14時ラストオーダーで営業しています。

50年間愛されてきた老舗の味、とろけるような牛タンオムライスを体験しに足を運んでみてはいかがでしょう。

※価格はすべて税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香 写真:お店から