〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
鮨 こるり(東京・四ツ谷)
2023年6月1日、四ツ谷駅から徒歩3分の場所にある商業施設「コモレ四谷」の1階に、寿司店「鮨 こるり」がオープンしました。店名の由来となった小瑠璃(こるり)とは、森の宝石とも呼ばれる“幸せの青い鳥”。その鳥のイメージにふさわしく、至福のひとときを過ごせる寿司店です。
店主の久田 義則(よしのり)さんは、福島で和食料理人としてのキャリアをスタート。築地や二重橋などの寿司店で修業を積んだ後、本格的な割烹料理を気軽に楽しめる居酒屋割烹「三三五五」の料理長に就任。そして満を持して「鮨 こるり」を開業することになりました。
福島時代から近くの漁港に通うなど目利きとしての知識を養い、東京でも毎営業日に豊洲や築地場外に足を運び、今でも目利き力を養うため日々の研鑽を欠かしません。
「鮨 こるり」ではそんな熟練職人の久田氏が厳選した素材を、経験豊かな技で仕立てた極上の寿司が堪能できます。
メニューは、先付、季節の逸品6品、握り12貫、細巻、お椀、甘味から成る「季節のおまかせコース」のみ。使う魚は、旬や産地から魚体の水分、脂の乗り具合までを見極めて、熟成期間や締め方を調整するのだそう。まさにベテラン職人だからこそできる技です。
寿司に合わせる調味料もカツオ醤油や昆布醤油、煎り酒、3種の塩などネタごとに変え、コースの最後まで飽きさせません。
シャリにもこだわります。ネタに負けない味わいがありながら、決してその個性を壊さない米として秋田県大潟村産の特別栽培米「サキホコレ」を使用。さらに、赤酢と米酢の2種類のシャリを作り、素材やコースの構成によって使い分けています。
ある日のコースで登場するのは、佐賀県産の香り高い海苔を使った「雲丹トロ手巻き」。ウニとトロ双方の濃厚な旨みと上質な脂身が奏でるハーモニーはなんとも贅沢です。
「鯵の昆布巻き」は、軽く酢締めしたアジとキュウリ、ネギ、ガリを昆布海苔で巻いたもの。清涼感のある味わいは初夏の一品にぴったりですね。
ドリンクは、日本酒造りの経験もあるソムリエによる少量多種11種類の日本酒のペアリングがおすすめ。調和をテーマに選ばれた日本酒と、極上の寿司とのマリアージュはまさに口福そのものです。
今後はランチやショートコース、お好みなども予定されているのだそう。“幸せの青い鳥”が居る空間で至福の寿司を味わってみませんか。
食べログレビュアーのコメント
『魚は大将が毎日市場で仕入れており、ペアリングの日本酒もそれに合わせて変わるとの事。
料理に合わせて出てくる11種類の日本酒も、今どきのものからクラシカルなタイプまで幅広く、1杯の日本酒で2つの料理と合わせた際は、同じ日本酒なのに飲んだ時の印象がガラッと変わるのも面白く、ついつい飲み過ぎてしまいました。
お魚はどれもびっくりするぐらい柔らかく、ずっと食べていたい程に大変美味しかったです』(29f758さん)