〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！
麺屋 春風（東京・清瀬）
2023年5月10日、西武池袋線清瀬駅からほど近い場所に煮干しそばの店「麺屋 春風」がオープンしました。ラーメン激戦区北千住でも屈指の煮干しラーメンの人気店「麺屋 音」出身の店主が作った淡麗煮干しラーメンの店です。
店舗があるのは清瀬駅南口の庶民的な商店街「ふれあいど～り」から脇道に入った路地奥。こぢんまりした造りで、席はL字形のカウンター席7席のみ。卓上に置かれているのは箸とコップのみとシンプル。じっくりと一杯のラーメンと向き合える佇まいです。
メニューは「淡麗煮干しそば（醤油）」と「淡麗煮干しそば（潮）」「昆布水つけそば」の3種類。ベースとなるメニューに「厚焼玉子」「自家製ワンタン（3ケ）」などのトッピングが用意され、トッピング類の全部のせが「特製」となっています。
おすすめは「淡麗煮干しそば（醤油）」。ベースとなるトッピングは、豚肩ロースチャーシュー、メンマ、アーリーレッド（赤タマネギ）、三つ葉。特徴はやはりスープ。透き通った黄金色のスープは、複数の煮干しの旨さがしっかりと感じられつつも、苦みやえぐみが感じられないすっきりとした味わい。煮干しの旨みに豚や鶏などの動物系の旨みがバランスよく合わさり、マイルドで深みがあります。
麺は人気ラーメン店御用達の「三河屋製麺」。全粒粉入りの中細ストレート麺で、モチモチとした食感で喉ごしが良く、小麦の香りがふんわり感じられます。大ぶりのチャーシューは、噛むほどに肉の旨みが感じられ、食べ応え抜群。
「特製淡麗煮干しそば（醤油）」は、のりと厚焼き玉子、ワンタンが追加されます。こちらのメニューでは自家製ワンタンが秀逸。大ぶりで軟骨入りのひき肉あんがぎっしり詰まって、ボリューミーなワンタンになっています。
ご飯もので人気なのが「ラーメン屋のカレーライス」。タマネギの甘みが感じられつつも、スパイスがしっかり利いたカレーが好評で、リピートする人も多数いるそう。淡麗な煮干しラーメンに、パンチが利いたカレーという組み合わせが楽しいですね。
白濁した濃厚な煮干しラーメンが苦手という人にも食べやすく仕上がっており、多くの人に好かれそうです。すっきりしつつも煮干しの旨さをていねいに生かした一杯を味わいに、出かけてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『まずはスープから頂いてみると、煮干しの風味がとても上品で、出汁もよく利いているが、背黒のようなエグミを伴う強い出汁感は無くマイルドで甘味があり優しい味わい。白口・平子・うるめ・鯵・アゴあたりが思い浮かぶが、定かではない。
出汁の取り方も水出しで丁寧にとられているように感じ、さっぱりとしているのでアニマルオフかと思いきや、店主さんにお聞きしたら豚と鶏も多少使用しているという。
二ボラーなのでエグミを伴うようなビターな煮干しが好みですが、こういう優しくも旨味と風味がたっぷりと感じられる煮干しもいいですよねー』（松一君さん）
『淡麗というだけあって，煮干しの苦みは全くなくマイルドな仕上がりですっきり美味しくいただけるスープです。ストレート麺の茹で加減も丁度良い感じでしたが，最後丼底に細切れの麺が残ってしまいました。大判チャーシューはしっかりした食感がありこちらも美味しくいただきました。こうなるともうひとつの潮をいただいてみたいと思います』（だって食べたかったんだものさん）
