〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

フォーティントーキョー(PHO THIN TOKYO)吉祥寺店(東京・吉祥寺)

ベトナム、ハノイで40年以上続くフォーの老舗「フォーティン」。その門外不出のレシピで作った伝説のフォーが食べられる「フォーティントーキョー」が池袋、新宿に続いて、2023年6月3日、吉祥寺に待望の3号店をオープンしました。

「牛肉のフォー」950円
「牛肉のフォー」950円   写真:お店から

「フォーティントーキョー」のストーリーの始まりは、代表のすみけんさんがハノイで「フォーティン」のフォーと出会ったことから。その味にたちまち虜になったすみけんさんは、創業者ティンさんを口説き落とし、当時世界中からの申し出を断っていたという「フォーティン」の日本初進出を叶えます。

店内には創業者ティンさんやハノイの店の写真が飾られています 写真:お店から

創業者とすみけんさん、店長の3人で材料選びからこだわり、門外不出のレシピを日本で再現。そのおいしさは評判となり、池袋にできた日本1号店は、たちまち訪れる人が絶えない人気店に。2022年には「食べログ アジア・エスニック TOKYO 百名店」にも選ばれています。

店舗内観。カウンター席のみのシンプルなレイアウト 写真:お店から

日本中に「フォーティン」のフォーを拡げていきたい、フォーという食文化を日本に広めていきたい、という思いから、新宿での2号店出店を決めましたが、3号店となる吉祥寺店は、地元に愛される店づくりを目指しているそうです。席は全席カウンターの18席で、席の間隔はゆったり。ターコイズブルーをアクセントにし、タイルや木目調を生かしたインテリアはカフェのようで女性一人でも入りやすい雰囲気です。

ライムは無料。パクチーやネギは追加料金で増やせます 写真:お店から

メニューはハノイと同じく「牛肉のフォー」のみ。創業者ティンさんのお墨付きだけあって、東京在住のベトナムの人たちもこぞって訪れるほど本場の味です。このメニューにたまご(スープ付)やネギ、パクチー、追加牛肉のトッピングができます。

スープたっぷり。具材も盛りだくさんで麺が見えません 写真:お店から

自慢は9時間以上かけて、じっくり牛と豚骨から作る秘伝のスープ。牛と豚の旨みに野菜の甘みも加わり、優しくもコクがあり奥深い味わい。このスープにフォーと赤身の牛肉、たっぷりのネギやパクチーが合わさります。

優しい味わいのスープにシャキシャキのネギ、モチモチした食感でスープの旨みをたっぷり吸ったフォー、柔らかい牛肉のバランスが絶妙。やみつきになるおいしさです。

卓上の味変アイテム。にんにく酢でパンチを利かせたり、ライムでさっぱりさせたりと好みの味にカスタマイズ 写真:お店から

卓上には、秘伝チリソース、にんにく酢、ニョクマム、ブラックペッパーが置かれ、リクエストすればライムも持ってきてもらえます。これらのアイテムで味変を楽しめば、最後の一滴までさらにおいしくいただけます。

テイクアウトもできます
テイクアウトもできます   写真:お店から

閉店時間前にスープ切れする日が続出するほど、早くも人気を呼んでいる吉祥寺店。本場ハノイで多くの人を虜にしてきた絶品フォーを味わいに、出かけてみてはいかがでしょう。

食べログレビュアーのコメント

辛口リースリング
ツヤツヤしたフォーもおいしそう   出典:辛口リースリングさん

『牛の豚骨でとったスープはコクがあり優しい味わい。
牛肉は、赤身なのに柔らかく、ほわっとした感じ。
ネギはシャキシャキ。美味しいな~。
今まで食べたフォーの中で一番好きかも。
フォーの食感も好みで軽く、大盛りでも食べられそう。
ネギが多いのが抜群に好き。
途中から辛みを足し、味変して、美味しくご馳走様』(辛口リースリングさん)

ShigeP_Bishoku
コクのあるスープ   出典:ShigeP_Bishokuさん

『濃厚すぎることはないですが牛骨スープの濃い旨味が感じられます。また野菜も大量に使っていそう。複雑系ですが、旨味の輪郭は分かりやすく美味しいスープです。

フォーはかなりやわでモチモチ。柔らかい麺好きな自分にはちょうど良い。生麺ではありませんが、食感は生麺と言っても良さそう。

牛はほどほどに柔らかく噛んで美味しい。途中にスープにライムを入れるとさっぱりした感じに。

完飲。いやぁ、美味しかった』(ShigeP_Bishokuさん)

※価格は税込。

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:小田中雅子