〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
BUTTER 美瑛放牧酪農場(東京・二重橋前)
二重橋前駅から徒歩3分ほどの場所にある商業施設「丸の内ビルディング」は昨年開業20周年を迎え、地下1階のフードゾーン「マルチカ」がリニューアルオープン。これに合わせ、毎朝作りたてのバターを味わえる「BUTTER 美瑛放牧酪農場」が初出店しました。北海道美瑛町に「美瑛放牧酪農場」という広大な放牧場を開き、ストレスなく育った牛の新鮮な牛乳で、パンやスイーツの原料となる乳製品を自社で開発・製造している「美瑛ファーム」。ジャージー種、ホルスタイン種、ブラウン・スイス種、モンベリアード種の4種類、約120頭の牛を放牧し搾乳した生乳は、その日のうちに隣接する加工プラントで乳製品に加工しています。
同店には、牛乳はもちろん、バターやチーズ、スイーツが並び、カフェも併設されています。店内はクラシックで落ち着いた雰囲気で、広々とした居心地の良い空間。バター作りをする工房はガラス張りで、その様子を見ることができます。
看板メニューの「ミルクを食べるバター」(100g・1,296円)は、「美瑛放牧酪農場」内で搾りたての生乳から素早くクリームを分離して製造しているそう。発酵させずにミルク感を残したままほんのり甘く仕上げ、希望のサイズや形に仕立てて量り売りしています。4種の牛の生乳をブレンドし、熟成させたハードタイプのチーズ「フロマージュ ド 美瑛(100g・1,000円~)は、熟成14カ月の冬ミルクと、熟成22カ月の夏ミルクで、季節や熟成期間によって味わいも異なるので、食べ比べを楽しむのもおすすめです(※熟成期間は随時変動あり)。 他にも低温殺菌牛乳や、飲むヨーグルトなど、こだわりの乳製品が多く並びます。
手土産には「オリジナルビスケット缶」がおすすめ。かわいらしいレトロな缶のサイズ(小・440円/中・550円)を選び、好きなビスケットを詰め合わせ、自分だけのオリジナル缶を作れます。目安としては、小サイズの缶に8~10種類で5,400〜7,020円、中サイズの缶に12~15種類で8,100〜10,260円ほどの量が入ります。できたてのバターで作ったビスケットは、約20種類(1枚100円~)ほどあり、選んでいる間も楽しい気分になりますよ。
カフェメニューは、銅板で丁寧に焼き上げた美瑛産小麦の香り豊かなホットケーキと、バターの新鮮な味わいを堪能できる「『ミルクを食べるバター』を食べるホットケーキ(ホットケーキ3枚+ブロックバター100g)」2,420円や、「セントル・ザ・ベーカリー」の食パンを店内のできたてバターで味わう「『ミルクを食べるバター』を食べるパン(食パン5枚切り1枚+クチュール・ド・バター 50g+グラニュー糖)」1,430円などがあり、こだわりのバターをとことん楽しむことができます。余ったバターは専用保冷バックで持ち帰りできるのもうれしいですね。
「美瑛放牧酪農場」の生乳とてんさい砂糖だけでできた「ソフトクリーム」880円も、自然な優しい甘味に心がほどけていくおいしさ。+330円でアイスコーヒーをフロートにアレンジすることもできます。ソフトクリームにはアーモンドチュイールが付いており(※イートインのみ)、テイクアウト(コーン・540円/カップ・486円)も可能です。
ドリンクも、低温殺菌牛乳や自分好みの濃さにブレンドできるカフェオレ、フランスの老舗「ショコラ ボナ」のチョコレートドリンクなど、こだわりのメニューが揃っています。カフェではウェルカムドリンクとして、バターを作る際にできる「バターミルク」をいただけます。新鮮な素材だからこそできる、スイーツやバターを心ゆくまで満喫できる新店、知っていると自慢できそうですね。
食べログレビュアーのコメント
『ホットケーキはひと皿3枚。
それに大きなバターがそえられる。どのくらい大きいかというと雪印の切れてるバターってあるじゃないですか…、そんな大きさ。しかも黄色い。香りも強くてうっとりします。
メイプルシロップはついてなくって生地はこんがり焦げてキャラメルみたいな香り。ひと味たりずしかもボソッとした食感。バターを塗ることで完成させる趣向の料理。
バターを塗って3枚重ね、ひと口大に切り分けて再びバターを乗っけて食べると、いやまぁ、どうしたことでしょう!
バターの塩味とうま味で鳴りを潜めていたホットケーキの甘みが引き立つ。熱々のお皿の上で溶かしたバターをゴクゴク飲ませることで生地がしっとりしてきて、食感なめらか。
困ったことに塗れば塗るほどおいしくてなってく。カロリーの心配がちょっと頭をよぎるけれども、今日はそんなことは忘れる。
お供にシャンテリークリーム。ほんの少しの砂糖をくわえてたてたクリーム。ミルクが濃厚だったからでしょう…、なめらかにしてとろけも最高。プリンと一緒に食べるのもまた一興』(サカキシンイチロウさん)
『今回はそのビジュアルに惹かれプリン1320円!それにコーヒー770円を。
プリンは直径9cm。高さもあるのでしっかりサイズ。
正統派カスタードプリンということですが、本当にその通りの印象。
生クリーム多めのタイプではなくあっさり仕上げていますが、とても滑らかなテクスチャーでほんのりミルクの風味を感じ、甘すぎず美味しい。
食べきれるかしらと思っていたのですが、さっぱりしているのでペロリといただけました。
コーヒーも酸味がまろやかでプリンとの相性も良かったです。
お隣の方のバターたっぷりのホットケーキもやっぱり美味しそうだったし、真っ白なソフトクリームもボリュームがあって気になります』(どくだみちゃんさん)
※価格はすべて税込