〈New Open News〉

毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!

饗宴 (京都・祇園四条駅)

写真:お店から

2023年4月、祇園四条駅から徒歩5分ほどの場所に「富小路やま岸」を中心とした「やま岸グループ」代表の山岸隆博氏と、「祇園やまぐち」の店主山口正氏の手掛ける「饗宴」がオープンしました。和洋折衷の京都ならではのイノベーティブな料理が楽しめます。マネージャーは「飲食店としておいしい店を目指すことは勿論、飲食業界の未来を担う若手が伸び伸びと活躍できる場を作りたい。京都の食文化を若手にも継承していきたい」という二人の巨匠の思いに共感し、東京を中心に10店舗のレストランなどを展開するPLEINグループ代表・中尾太一氏が務めます。

(左から)饗宴代表 山口正氏/山岸隆博氏/マネージャー 中尾太一氏
(左から)饗宴代表 山口正氏/山岸隆博氏/マネージャー 中尾太一氏   写真:お店から

店名の「饗宴」は、酒食の席をもうけて客をもてなすという意味があり、またイタリア語では「Convivio」、と言い、饗宴の他、一緒に住む、共存を意味します。プラトンの傑作 饗宴 「シンポシオン」のように酒の席から論じて哲学や答えが導かれていく様なども面白いとのことから名付けたそうです。京都らしい奥ゆかしさや祇園らしい厳かな感じのする響きもいいですね。プロフェッショナル3人の「共演」でもある同店にぴったり。

店内
店内   写真:お店から

目指すのは「大人の社交場」。きっちりする所はきっちりして遊び心も忘れない、レストランであり、ワインバーとしても楽しめる場所を作りたいという思いが込められています。山岸氏と山口氏の経験値に、中尾氏率いる若手の力がプラスされ、伝統を大切にしながら新しさにも溢れた魅力ある新店です。店内には1,008本収容の京都最大級のワインセラーが壁一面に設けられ、美しく存在感を放つ一枚板のカウンターに客席は20席。

写真:お店から

同店で腕を振るうのは、金本大史氏。「宮川町 水簾」「星のや京都」などで日本料理一筋で研鑽を積み、「ワインと和食 みくり」にて料理長を務めた後、饗宴開業と共に料理長に就任しました。ディナータイムは季節の食材を使った9品前後の「おまかせコース」16,500円(税込・サービス料別)。山口氏、山岸氏、金本氏の手掛ける折衷のおまかせ料理を、ソムリエセレクトのワインを合わせて堪能してみてください。

食べログレビュアーのコメント

写真:お店から

『<今日のメニュー>
ミニマンゴー(宮崎)
フォアグラムース 
キャラメリゼ
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鮑 ホワイトアスパラ 豆腐白酢
オシェトラキャビア 花穂紫蘇
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グジ昆布締め 鯛の塩辛 煎り酒
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鯉の丸仕立て
鯉 ウルイ 蕗 独活 蕨 木の芽
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フルーツトマトのカッペリーニ
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合鴨の胸肉
万願寺唐辛子 きんぴら牛蒡
塩 山椒
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A5ランクの和牛のしゃぶしゃぶ仕立て
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2年熟成パルミジャーノ
カラスミ
土鍋のリゾット風
スナップエンドウのピューレ アサリ
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晩柑
ラムレーズンの最中
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¥18,100(税込)
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どれもとても美味しく頂きました。
随所に祇園やまぐちさんと富小路やま岸さんの片鱗が感じられるお料理でした。
それと美味しいだけでなくスタッフさん達もとっても感じが良くてここはまた行ってみたいです』(平本真奈美さん)

※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額等を掲載しております。 営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、最新の情報はお店のSNSやホームページ等で事前にご確認をお願いします。

文:佐藤明日香