〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。 早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載!
仙川大勝軒(東京・仙川)
2022年12月18日、ラーメン専門店「仙川大勝軒」が「Beet(ビート)仙川」で週3日のみの間借り営業をスタート。店主は名店「永福町大勝軒」で5年間修業。「大勝軒」の屋号使用を許されてのオープンです。
場所は京王線「仙川」駅から徒歩5分ほどの場所。家庭的な料理が評判の定食店「Beet(ビート)仙川」を間借りして営業しています。店内はカウンター席とテーブル席があり、イエロー系の壁紙と木目調の家具がカフェのような雰囲気です。
「永福町大勝軒」は、1955年に創業、67年以上経た今でも行列が絶えないラーメンの老舗です。人気の秘密は日本人の味覚に寄り添う煮干しを使ったスープ。オーナーの草村賢治氏は、何度も味変えをしながら煮干しだしスープを進化させてきました。この芳醇な煮干しが香るスープに秘伝の醤油ダレを合わせ、最後まで熱々で食べられるようにとオランダ産カメリアのラードを追加。他店では味わえない唯一無二のスープを作り出しました。
「仙川大勝軒」は、この「大勝軒」ならではのスープの味を受け継ぎ、さらに無化調の優しい味わいを持つ、同店ならではのスープにしています。
メニューは潔く「中華そば」「味玉そば」の2種類。50円増しでどちらも大盛りにすることができます。麺は「永福町大勝軒」でも使用されている「草村商店」の中細のちぢれ麺。トッピングはチャーシュー、メンマ、刻みネギ、海苔。「味玉そば」では味付け玉子が加わります。
魅力はやはりスープ。煮干しに節系や昆布、豚骨などの動物系、野菜などを合わせたスープは、素材の旨みが満ちあふれ、無化調ならではの優しいおいしさがしみじみと染み渡るスープになっています。
モチッとした麺はスープとの相性抜群。香りよい醤油風味のスープを絡めてすすれば、ラーメンを食べる醍醐味を存分に楽しめます。豚肩ロースのチャーシューもジューシーで満足感があります。
いずれは仙川に路面店を持つこと目標に頑張っている若き店主。名店の味を受け継ぐ絶品ラーメンを食べに訪れてみてはいかがでしょう。
食べログレビュアーのコメント
『熱々オイルや柚子、草村麺など「永福町」エッセンスはあるものの、優しい独自の一杯を目指している感じ。
食後の感じから出汁素材は結構多く使っている様だし、基礎がしっかりしているので更なる成長に相当期待できるお店だと思います』(デイルス・マイビスさん)
『煮干・昆布・豚骨・野菜で作る出汁とブレンド醤油ダレとのハーモニーが抜群な伝統的なスープ。
本家でも見られる表面の脂は抑え気味で、個人的にはこちらの方が好みです。
麺は勿論ツルツルシコシコの「大勝軒草村商店」製を使用。
冬の寒さで冷たくなった身体に染み渡る優しいスープ。
最近の流行りに流されないこの1杯のラーメン。
店主の接客も良く最高でした』(波乗りトニ~さん)