〈New Open News〉
毎日、たくさんの新しいお店が登録されている「食べログ」。そんな「食べログ」のデータベースの中でも、オープン早々、高い評価の口コミがあったり、多くの「保存」をされたりしている『注目のお店』を食いしん坊ライターが紹介します。早くもお店に訪問した食べログレビュアーのコメントも掲載！
レ アピ オステリア（東京・西麻布）
2022年10月、乃木坂駅から徒歩10分、表参道駅から徒歩13分の西麻布エリアにオープンした「レ アピ オステリア」。イタリア・ミラノで20年間シェフを務めてきた松本良英氏による本場仕込みのイタリア料理と、イタリアワイン専門のソムリエ・藤本智氏によるペアリングが楽しめるネオ・オステリアです。店名の「API」は、イタリア語で「ミツバチ」の意味。協調性があって働き者、不思議なパワーを持つミツバチにあやかって命名したのだそう。
松本氏は、フレンチからイタリアンに転向後、ミラノで最も予約が取り難いミシュラン二つ星店「D’O」のダヴィデ・オルダーニ氏の右腕として14年間活躍。2016年にミラノで自身の店「Le Api Osteria」をオープンさせました。コロナ禍のロックダウンの為、一時閉店を経て、この度、東京の地で再スタートをすることに。
場所は表参道と西麻布の間の裏道。この土地を選んだのは、食とワインとファッションの感受性の高さが、20年間滞在していたミラノの雰囲気と似ていたからだそう。
おすすめは、シェフの思いが詰まった「おまかせコース」16,000円。ミラノ時代からの定番料理に、日本の旬の食材を取り入れたコース内容です。そのほか、好みに合わせてメニューを選べる「プリフィックスコース」10,000円〜も人気。4名までそれぞれに前菜・パスタ・メイン・デザートを組み合わせて注文できるので、大皿ではなく、好きなものを食べたい時にぴったりです。
同店のもう一つの特徴は、イタリアワイン専門のソムリエ・藤本氏によるペアリングが楽しめること。広尾の「インカント」や代々木上原の「イル プレージョ」、池ノ上の「ペペロッソ」でソムリエを務めてきた藤本氏が厳選したイタリアワイン目当てに来店する客も。
ミラノ時代のお店同様、モノトーンを基調とした店内は28席で、テーブル20席とカウンター2席、個室（最大6名まで）1部屋。その他、テラス席も8席あり、気分に合わせて選べます。本格イタリアンコースとワインのペアリングが、お手頃価格で楽しめる同店。今後も確実にファンを増やしていきそうです！
食べログレビュアーのコメント
『前回は藤本さんに会いたくてやってきたが、今回はシェフの仕事をまた楽しみたくてやってきた。迫力がある料理なのに、繊細さを感じる完成度の高い料理。2日連続のカツレツもなかなか楽しめた。今年もたくさんイタリア料理店にやってきたが、今年の最後も最高だ。』（en0さん）
『イタリアワイン第一人者のソムリエ藤本智さんと
イタリアで20年ご活躍されていた松本良英シェフの新店にお伺いしました。
プリフィックスコースにしました。
その場合、前菜、パスタ、メインディッシュ、デザートをメニューから選びますが、
メニューリストに載っていないものもあるので、相談しながら選びましょう。
私はリスト外のお料理を2品選んだところ、どちらも「最高！」でした。
全体の感想としては、伝統的なものをきっちりおさえながら
とてつもない斬新さを取り入れた
今までいただいたことのないイタリア料理という感じでした。
伝統的なものとしては「ミラノ風カツレツ」。
見た目が私が知っているのと違う！
薄く叩いたカツレツしか食べたことがなかったのですが
こちらのカツレツは仔牛の骨の太さと同じ厚さ。
本当のミラノ風カツレツは、本来分厚いものだそうです。
お肉が厚いままなので、旨味もたっぷりで本当に美味しかった。
斬新さを感じたものとしては「トリッパ」。
ここまで一流の一皿に仕上がったトリッパには
今まで出会ったことありませんでした。
ワイン：こちらは超～1流ソムリエ藤本さんの本領発揮です。
今回Barカウンター席を選んだのも、
藤本さんのワイン談義を正面からガップリ拝聴するため。
最初にいくつか候補のワインを挙げていただきその中から選びますが
この時の、藤本さんのワインに関する説明が聞きたかったんっス。
ワインの知識だけでなく、それを説明される際にも表れるお人柄。
まさに「客を呼べるソムリエ」たる所以ですね。
おかげ様でお料理のおいしさを格段に引き立てる素晴らしいペアリングを
楽しむことができました。』（味甘（みかん）さん）
※価格は税込・サービス料別
