3. 栄養満点の「酸菜と羊肉の鍋」
月居 赤坂
「月居 赤坂」では、秋から冬にかけて酸菜(発酵させた白菜)を使った「酸菜と羊肉の鍋」が提供されることがあります。2週間程度発酵させた発酵白菜を炒めて紹興酒を加え、鶏と豚のガラから取る毛湯(マオタン)スープと、別で2〜3時間炊いておいた羊のスペアリブ(骨付きバラ肉)を加え、強火で30分ほど煮込みます。最後に唐辛子やネギを振りかけて完成。
酸菜は毛湯スープなどと煮込むことで酸味の角が取れ、白菜のうま味を伴う酸っぱさが、どこか野性味を感じる羊の脂を印象深い後味へと変えてくれます。素材のうま味と栄養が溶け出した滋養豊富なスープは、コショウもたっぷり使用しているからか、体の芯からポカポカと温まります。