〈食いしん坊が集う店〉

食べることが好きで好きで、四六時中食べ物のことを考えてしまう、愛すべき「食いしん坊」たち。おいしいものが食べたければ彼らに聞くのが間違い無し! 今お気に入りの、“とっておきのお店”を教えてもらった。

教えてくれる人

東龍

1976年台湾生まれ。テレビ東京「TVチャンピオン」で2002年と2007年に優勝。ブッフェ、フレンチ、鉄板焼、ホテルグルメ、スイーツをこよなく愛する。炎上事件から美食やトレンド、食のあり方、飲食店の課題まで、独自の切り口で分かりやすい記事を執筆。料理コンクール審査員、講演、プロデュースも多数。

2022年8月に池田シェフが就任。満を持してリニューアルオープン

東京駅から徒歩15分、大手町駅のD6出口からすぐにある日本生命丸の内ガーデンタワーのM2Fに、2022年8月にリニューアルオープンした「Plaiga TOKYO」がある。店内の大きな窓を見ると皇居のお堀と高層ビルの風景が広がり、ほどよいラグジュアリー感のある雰囲気の良いフレンチレストランだ。Plaiga TOKYOのコンセプトは季節の食材にこだわった料理。日本各地の厳選した旬の食材をセレクトし、シェフの感性とフレンチの古典的な伝統をミックスさせたオリジナルのコース料理は、新しいフレンチの形と言えるだろう。

 

東龍さん

新しくオープンし、気になって伺いました。初めて料理を食べた時に、日本の四季を上手に取り入れたフレンチに感銘を受けました。日本という地にあって、しっかりとフランス料理が表現されています。

インテリアや内装にこだわった店内はモダンで落ちついた雰囲気。優雅なひと時を過ごせそうだ

店内はテーブル席を中心に1名から少人数での利用がしやすい座席を配置している。会食など5〜6名以上で利用をする場合も相談の上、対応が可能とのこと。完全予約制ではないが、リニューアルオープン以降は、来客数が右肩上がりなので予約をした方が確実だ。

店内の窓から見える皇居のお堀の光景は昼と夜でガラッとイメージが変わる
 

東龍さん

千代田区の中心地にあり、お堀のすぐ側というロケーションはなかなかありません。都心にありながらも、アプローチはやや隠れ家的。広々としたダイニングには、わずか6卓だけがあるという、贅沢な造りです。サービスもきめ細かなので、大切なデートはもちろんのこと、重要な接待や親類を集めての会食、記念日やお祝いなど、ここぞという時にも安心して利用できるレストランです。

周りが気にならない半プライベートな空間を感じさせられる椅子席は少人数の会食にピッタリだ

福岡県出身の池田シェフは、地元や都内のレストランで修行したのち、2017年に渡仏。何軒かの星付きレストランにて本場のフレンチの技術を習得した。2019年に帰国後は、若手料理人を発掘する料理人コンペティションである『RED U-35』にてBRONZE EGGを獲得。店舗のリニューアルオープンが決まり、満を持して2022年、Plaiga TOKYOのシェフとして就任した。以来、フランス料理への造詣の深さと食材の持ち味を最大限に活かした料理は、多くの人を惹きつけている。

2022年に就任した池田氏。若手ながら数多くの経験を持ち、ソムリエの資格も持つ
 

東龍

シェフの池田翔太さんによる、クラシックフレンチを継承しつつも、日本の旬を自然に取り入れたフレンチであることを伝えたいです。おまかせメニューで、池田さんのクリエイティブな料理の数々を体験できますが、フランス料理に普段行かない方から、モダンフレンチを食べ慣れた方まで、みなさんに楽しんでいただけるのではないでしょうか。