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新型コロナウイルスの流行により苦戦を強いられていた飲食店は、少しずつ元の活気を取り戻し始めています。私たちも我慢の連続から少し解放され、おいしいものを食べて明日への活力に、そして、飲食店をより盛り上げて行きたいですね。
そこで、グルメ情報に精通している方々に、最近訪れた新店に関するアンケートを実施。特に注目している「今月の新店」について教えていただきました。
今回は、華道「未生流笹岡」三代目家元であり、京都の食に精通している笹岡隆甫さんにお答えいただきます。
教えてくれる人
笹岡 隆甫
1974年京都生まれ。京都大学工学部建築学科卒業。舞台芸術としてのいけばなの可能性を追求し、日本-スイス 国交樹立150周年記念式典をはじめ、海外での公式行事でも、いけばなパフォーマンスを披露。2016年には、G7伊勢志摩サミットの会場装花を担当した。主著に『いけばな―知性で愛でる日本の美―』(新潮新書)。
今月のベストワン
Q. 直近で行った新店の中で、特におすすめしたいお店を教えてください
A. 「すし処 滿」です
麩屋町通三条下るにあった寿司店が、2022年12月に新町通御池上る西側に移転されました。今回は知人の紹介を受け、友人の結婚祝いで訪問しました。
Q. 「すし処 滿」でおすすめしたいメニューを教えてください
A. 「小巻」です
白身のお刺身をごま油と塩で、フグの白子はフライで、ネギトロのネギが白ネギで、など、こだわりの詰まったお料理とお寿司に脱帽です。
特に印象に残ったのが、締めの小巻です。ネギトロ、カッパ、しいたけ、新香と、いずれもやや太めで、海苔との相性も絶妙。つい食べ過ぎてしまいました。