恵比寿の隠れ家に誕生したアシェットデセールが早くも話題!

店名には「明日」という意味が込められています

隠れ家には名店が多いとよく耳にします。2022年11月16日、恵比寿にオープンした「As」がまさにそう! 店は地下で通りに目立った看板はなく、情報発信はインスタのみなのに、すでに予約困難店となりました。2023年1月1〜5日の特別営業は予約開始からすぐに満席。抽選となったそうです。アシェットデセールの店ということはわかっていますが「As」とはいったいどんな店なのでしょうか。

「お客様との会話が楽しい!」と話す青木 繁さん

オーナーパティシエの青木 繁さんは調理師専門学校でフランス料理を学んでいる途中で菓子作りの楽しさに気づき転向。学生時代から当時、トップパティシエが多く働いていた埼玉県の「ロイヤルパインズホテル浦和」で修業が始まりました。その後、国内の有名店で研鑽を積み、表参道「アングラン」、九品仏「アンフィニ」でスーシェフを務め、晴れて独立。「As」をオープンしました。

できあがる様を見ていられるのがカウンターの醍醐味

それにしても告知も宣伝もほぼしていないのにどうやって存在を知ってもらえたのかを聞いてみると「店を始める前、フリーランスだった1年間にレストランでイベントを開催したり、仲の良いパティシエとコラボしたりしていたんです。その時のお客様がインスタグラムを見て、来店していただいています」と、SNSによってどんどん広がっていったそう。

「1日12人のお客様のことだけを考えて作れることが幸せなんです!」

実は甘いものはそんなに得意ではないと言う青木さん。「だからこそスイーツに苦手意識がある人にもおいしいと言ってもらえるスイーツが作れます。それに塩味に注目しているので僕のスイーツは甘さ控えめです。グラニュー糖はほとんど使わず、キビ砂糖や黒糖、メープルシュガーなど自然の甘さにこだわっているので仕上がりが軽いと言われます」と。コース4品は他店の半分程度。その分、価格も抑えられているのでお試し感覚でアシェットデセールにトライできる。これも人気の所以に違いありません。